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病名別解説
蓄膿症・後鼻漏

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◆蓄膿症について

◆日本東洋医学会誌、第5巻、3号に、長浜善夫氏は副鼻腔蓄膿症の東洋医学的治療に関する検索と題する論文を発表し、蓄膿症に賞用される処方の項で、次のように述べている。

◆『この疾患に関しては、鼻淵脳漏等として表現せられた往時より多くの症例が記録され、推奨されている薬方は少なくないが、手近な所から主なものを拾ってみると次の通りである




◆諸家の処方治験
●葛根湯加減     (原南陽その他)
●荊芥蓮堯湯     (馬場 藤田氏)
●補中益気湯     (馬場 藤田氏)
●川窮茶調散     (細野氏)
●荊防敗毒散     (馬場 藤田氏)
●大柴胡湯      (馬場 藤田氏)
●四逆散        (湯本氏)
●半夏白朮天麻湯     (大塚氏)
●防風通聖散        (藤田氏)
●辛夷清肺湯        (藤田氏)
●桂姜草棗黄辛附湯   (湯本氏)
●排膿散          (湯本氏)





蓄膿症

葛根湯加辛夷川窮,(かっこんとうかしんいせんきゅう)
辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)
麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)
半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
四逆散(しぎゃくさん)
川窮茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)
柴蘇飲加減(さいそいん)

@葛根湯加辛夷,川窮:[解説](本朝経験方)
本処方は、頭痛、頭重感があって肩がこり鼻閉、鼻汁、膿汁などの症状があるもの、蓄膿症慢性鼻炎に、証に対して選択される。
葛根湯辛夷,川窮は、急性、慢性どちらの鼻疾患にも、選択される。通常、鼻疾患一般に用いますが、頸背部のこり、頭痛、頭重、鼻閉にもが目標になります。急性症状で鼻汁に膿があったり、粘稠がある場合には、桔梗石膏の加減を、証に随って選択する。
 
葛根湯加辛夷川キュウ:[構成生薬]
葛根(かっこん):麻黄(まおう):大棗(たいそう):生姜(しょうきょう):桂枝(けいし):芍薬(しゃくやく):甘草(かんぞう):辛夷(しんい):川窮(せんきゅう):

<葛根湯加辛夷・川窮:「目標」>
蓄膿症で黄色い鼻汁をたらし、
後鼻漏がある。その他、頭痛、肩こり、項のこわばり、汗をかきにくく、丈夫で、冷たいものを好むという。これは典型的な葛根湯加辛夷,川窮の証である。胃腸の丈夫な若い人によい。
◆鼻がよくなると、
顕著なことは、学校の成績もよくなる副鼻腔炎の為、知能集中力が悪かった為で有ろう。漢方薬服用によって鼻の状態が改善するにつれて、学校の成績が良くなり、頭脳の働きが著明に回復したのは興味がある。

症例を見る

A辛夷清肺湯[解説](勿誤薬室方函口訣)
慢性の副鼻腔炎で炎症の程度が強く、乾燥しているもの、いびき、あるいは化膿性のものには辛夷清肺湯を選択する。又、蓄膿症など鼻腔内部に炎症症状が強く、鼻閉息、鼻茸(はなたけ)、肥厚性鼻炎などを目標とする。アレルギー性鼻炎に対しても本処方が、症状に随って選択される。
加減は桔梗、ヨクイニンを加え、乾燥の激しい者は百合を倍にする。

辛夷清肺湯[構成生薬]
夷(しんい): 知母(ちも): 百合(ひゃくごう): 黄今(おうごん): 石膏(せっこう):升麻(しょうま): 山梔子(さんさし):麦門冬(ばくもんとう): 枇杷葉(びわよう):

(ブログ)鼻閉(鼻づまり)




B麻黄附子細辛湯:「解説」(傷寒論)
本方は、鼻炎の中でも、鼻水が透明で流れる様に、ぽたぽた垂れる鼻炎に応用します、陰証で冷えやすいく、背筋、体がゾクゾクする体質に、証に対して選択する。桂枝湯と合方すると、桂姜草棗黄辛附湯になり此の処方も鼻炎、蓄膿などに、症状に随って選択される。

麻黄附子細辛湯:「構成」
麻黄(まおう): 細辛(さいしん): 附子(ぶし):



C半夏白朮天麻湯[解説](脾胃論)
慢性の副鼻腔炎で後鼻漏があり、咽に痰が回り、頭痛、眩暈、肩こりを訴える者で、胃腸の調子が悪く、葛根湯類(麻黄剤)の使用できない者にヨクイニン(鳩麦)を加え、症状に対して選択する。

半夏白朮天麻湯:[構成生薬]
半夏(はんげ):白朮(びゃくじゅつ): 陳皮(ちんぴ):茯苓(ぶくりょう): 天麻(てんま): 生姜(しょうきょう): 神麹(しんきく): 黄耆(おうぎ):人参(にんじん):沢瀉(たくしゃ):黄柏(おうばく): 乾姜(かんきょう):



D川窮茶調散:[解説](太平恵民和剤局方)
頭痛、慢性鼻炎、蓄膿症などにて、急性慢性を問わず、体力、免疫の低下により風邪が長引き、こじれた者に応用する、例えば、感冒その他の症状にて熱があり、悪寒して、身体が痛み、肩がこり、頭痛がするなど、葛根湯類より使いやすく、鼻汁が黄色く、気管に痰が回る者に良い。

川窮茶調散:
[構成]
川窮(せんきゅう): 荊芥(けいがい):薄荷(ハッカ): 白止(びゃくし): 薬茶(やくちゃ): 羌活(きょうかつ):香附子(こうぶし):甘草(かんぞう):細辛(さいしん): 防風(ぼうふう):辛夷(しんい):



E四逆散[解説](傷寒論)
慢性の副鼻腔炎で炎症の程度軽く、鼻つまり、肥厚性鼻炎、肩こりを訴えものに辛夷、川窮、桔梗を加え、症状に対して選択する。

四逆散加減[構成生薬]
柴胡(さいこ): 枳実(きじゅつ): 芍薬(しゃくやく):甘草(かんぞう):川窮(せんきゅう):辛夷(しんい):桔梗(ききょう):



F柴蘇飲加減:[解説](本朝経験方)
柴蘇飲は香蘇散の加減である、鼻水、くしゃみ、目のかゆみ、風邪、咽の痛み、蓄膿、鼻炎で耳がボーとしたりする時など、副鼻腔炎、蓄膿症、アレルギー性鼻炎に用いる、飲みやすく、癖がなく、胃腸に穏やかである、証に対して選択する、鼻水(痰飲)は胃腸=消化液の痰である、胃の冷えなどの体質があると鼻水が出やすくなる。

柴蘇飲
[構成
香附子(こうぶし): 紫蘇葉(しそよう): 陳皮(ちんぴ): 柴胡(さいこ):半夏(はんげ): 黄今(おうごん): 大棗(たいそう): 人参(にんじん): 生姜(しょうきょう):甘草(かんぞう):

漢方薬の選択は、下記の問診表にてご相談下さい。

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参考になる処方


●葛根湯 ●葛根湯加辛夷,川窮 ●麻黄附子細辛湯 
●桂姜草棗黄辛附湯 ●防風通聖散 ●辛夷清肺湯 
●半夏白朮天麻湯 ●四逆散 ●麦門冬湯  ●清上防風湯 
●荊芥蓮堯湯 ●川窮茶調散 ●小青竜湯 ●柴蘇飲

・・・・上記の処方は、参考漢方処方です…



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