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病名別解説
膝関節症


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変形膝関節症
について

膝の痛みをもたらす原因として一番多いのが変形膝関節症です。中高年になって膝が痛みだしたら、真っ先に疑われるほどポピュラーな病気です。症状としては特に階段を下りるときに膝の痛みが強く、歩きはじめや長く歩いた後に痛みがひどくなります。痛みのほかにも、膝に水がたまって軽く熱を持ったり、膝が曲がりにくくなったり、曲げるとギシギシ音がすることもあります。

<階段一だん420Kgなり>
◆膝には平地を歩くだけで体重の約四倍、階段を上がり下がりする時は実に体重の約七倍もの圧力が加わるといわれています。肥満傾向の人達に膝の痛みを訴える人が多いのもうなずけます。 





変形膝関節症

越婢加朮湯
(えっぴかじゅっとう)
防已黄蓍湯
ぼういおうぎとう)
疎経活血湯(そうけいかっけつとう)
キュウ帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんかげん)


@越婢加朮湯:「解説」(傷寒論)
変形性膝関節症で、患部に熱感が有り、関節が痛む場合のやや急性症状に、症状に随って応用する、熱症状が強ければ、石膏、麻黄を増量し、熱感が少なければ石膏麻黄を減量し、疼痛に附子を加減する、附子剤は煎じ薬が良い。

越婢加朮湯:「構成
麻黄(まおう): 石膏(せっこう):大棗(たいそう):甘草(かんぞう):桂枝(けいし):芍薬(しゃくやく):蒼朮(そうじゅつ):生姜(しょうきょう):附子(ぶし):



A防已黄蓍湯:「解説」(金匱要略)
防已黄蓍湯加減は水毒があって、虚症の肥満症に用いる、又、水太りでなくても足が冷え、汗をかきやすい人に用いる、疲れにくくなり、喜ばれること請け合いである。さら冷えからの腰痛、座骨神経痛などに頻用される、
痛みが強い状態には、麻黄を加減する。

防已黄蓍湯:「構成」
防已(ぼうい):黄耆(おうぎ): 朮(じゅつ):(しょうきょう):大棗(たいそう) :甘草(かんぞう):



B疎経活血湯:「解説」(万病回春、通風)
膝関節炎、その他の関節炎、外傷(打撲、外科手術など)の後遺症など、お血(おけつ)、水毒、血行障害の痛みに応用する、本方は皮膚が浅黒く、細絡(血管が浮き出る)など体質に用いる、通常、シップ剤、風呂などで温めても痛みが良くならず、関節がこわばった者に良い。

疎経活血湯加減:「構成」
当帰(とうき):地黄(じおう):蒼朮(そうじゅつ):川窮(せんきゅう): 桃仁(とうにん): 茯苓(ぶくりょう):芍薬(しゃくやく): 牛膝(ごしつ): 威霊仙(いれいせん):防已(ぼうい): 羌活(きょうかつ): 防風(ぼうふう): 竜胆(りゅうたん): 生姜(しょうきょう): 陳皮(ちんぴ): 白止(びゃくし):甘草(かんぞう):木爪(もっか):木通(もくつう):黄柏(おおばく):ヨクイニン(鳩麦):     



Cキュウ帰調血飲第一加減:「解説」(万病回春・一貫堂)
膝関節炎は男性にはあまり起こりませんが。やはり女性に多い症状です、骨盤臓器の血行障害と関連があり、外科的な手術、妊娠時に生じた静脈瘤の存在なども関係があります、排尿異常、膝関節水腫、お血(おけつ)、水毒、血行障害の痛みに応用する。

キュウ帰調血飲第一加減:「構成」
当帰(とうき): 川窮 (せんきゅう):白朮 (びゃくじゅつ):茯苓 (ぶくりょう):陳皮 (ちんぴ):烏薬 (うやく):香附子 (こうぶし):牡丹皮 (ぼたんぴ):益母草 (やくもそう):大棗 (たいそう:甘草(かんぞう):乾姜 (かんきょう):芍薬(しゃくやく): 桃仁 (とうにん):紅花 (こうか):桂枝(けいし):牛膝 (ごしつ):枳殻 (きこく):木香 (もっこう):延胡索 (えんごさく):




  膝関節症に対する漢方処方

膝関節症は、整形外科では水がたまれば注射針で抜き、関節にステロイドなど消炎剤を注入したりするが、副作用無く漢方薬もよいと思います。

 <水を抜いても、またすぐたまってくる状態では>
桂枝越脾湯またはそれに附子を加えて用います。
 <水ぶくれの体質で汗のかきの人には、水をとり、痩せさせることが必要です、水太りで無くても足が冷え汗のかきやすい人>
防已黄蓍湯加減を用います。

桂枝越脾湯を服用していると、局所に水がたまらなくなってくるし、
防已黄蓍湯は、全身、特に皮膚が弱く水っぽいのがしまってきます、また疲れにくくもなってきます。
 
 <急性期をすぎてだいぶ骨が変形>
桂枝越婢湯加附子を用います。
 <その他骨の老化、免疫の低下、筋力の低下>補腎薬
亀板、鹿茸クコ子鎖陽杜仲地黄の入った処方を用います。

◆ <膝の痛みは男性にはあまり起こりませんが。やはり女性に多い症状です、骨盤臓器の血行障害と関連があるようです。妊娠の時に生じた静脈瘤の存在も関係があります、又外傷の後遺症など、
疎経活血湯加減・キュウ帰調血飲加減もよく応用します。 



参考になる処方名

●疎経活血湯 ●防已黄蓍湯  ●五積散 
●当帰四逆加呉茱萸生姜湯  ●桂姜棗草黄辛附湯 ●芍薬甘草湯
  ●キュウ帰調血飲第一加減 ●独活湯 ●雪蓮花


 ・・・・上記の処方は、参考漢方処方です・・・・



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