TOPに戻る。
病名別解説
腎炎・ネフローゼ
IGA腎症・腎盂腎炎
腎のう胞


病名別解説に戻る

電話:055-222-7018
 



腎炎・ネフローゼ・IGA腎症・腎のう胞について

古人によって溢飲、水病、水腫などの名によって呼ばれたものの中に、ネフローゼ・腎炎が含まれている。
 かつて漢方処方が対象となる腎臓病は、浮腫がひどく、利尿を目的とする薬方が多く使用された。しかし最近は前述のように、学校や会社の検診で早期に発見されるものが増加し、したがって蛋白尿以外に、自・他覚症状のない腎臓病がふえている。これらを現代の漢方がどのように応用するかが問題である。

そもそも腎炎・ネフローゼ・腎のう胞は、現代医学の病名で、漢方には該当する病名はない。しかし、腎臓病にたいし現在有効な手だてがないので、漢方にたいし期待が寄せられるのである。しかるに本来漢方は、外部に現れた症候を基に証を決定するのであり、自・他覚症状のないものを、漢方を応用するには困難がある。それ故、現代医学の病名と検査成績も証の中に組み込みながら、その他の全身症状、によって得られる症状を判断して薬方処方を決定することになる。

さて急性腎炎は、前述のように、扁桃炎感染後発病するものが多いので、扁桃炎に感染したら、腎炎の発病を十分に警戒しながら養生することが必要である。扁桃と腎との関係は密接である。

IGA腎症の漢方
腎疾患にたいする漢方処方の選択の目的は第一に、上気道感染などをくり返して、溶血性連鎖球菌を基とした免疫機構が働いて、次第に腎機能が低下し、ついに萎縮腎に至る過程を早い時期に予防することにある。実際にはかぜをひき易く、寒さに弱い。扁桃肥大が多い。皮膚化膿証をくり返す。これらの改善は非常に重要であるが、これらの目的に漢方薬の選択が望ましい事はよく知られた事実である。

第二に、同じように扁桃炎に感染しても、腎のう胞など、腎炎を起こすものと、起こさないものとがある。坂口弘博士によれば、アレルギーと同時に、の希釈性、あるいは過敏性が問題であるという。即ち、最近の子供は、小さいうちから腰がだるいとか、足が痛いとか、さらに腰部の筋肉がだぶついていて、横に白い線が入っている子が多く、また足が冷えると訴えるのも多いという。
 第二の問題については、生活週間も原因していると思われる。たとえば、運動不足、夏期の冷房、冷蔵庫が普及し、冷たい飲料を常用する。漢方では、の補強が、漢方処方の選択の、第二の目標であり、証に対する選択をする。

要するに広範な腎機能障害に至らない段階で病状の進行を停止することが目標であって、末期の状態に至っては、漢方の領域を越えることになる。






IGA腎症・ネフローゼ・腎のう胞

小柴胡湯(しょうさいことう)
柴苓湯(さいれいとう
猪苓湯(ちょれいとう)

九味檳榔湯(くみびんろうとう)
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
冬虫夏草(とうちゅうかそう)



小柴胡湯加減:「解説」(木村博昭)
アレルギー性腎炎に使用され、小柴胡湯・五苓散など併用により尿中のタンパク、水腎症、腎のう胞、腎臓の硬化を予防する処方です
浮腫があれば五苓散と併用が用いられる。柴苓湯
透析間近のクレアチニンの高い状態は漢方薬の適応は難しい。

小柴胡湯:
「構成」
柴胡(さいこ):半夏(はんげ): 黄今(おうごん): 大棗(たいそう):人参(にんじん):炙草(しゃぞう):茯苓(ぶくりょう):黄連(おうれん):連銭草(れんせんそう):



猪苓湯:「解説」(金匱要略)
下焦(下腹部)の熱・炎症を取り去る処方にて、利尿の効果があり、尿路の炎症を消退させる、本方は主として腎炎、ネフローゼ、膀胱結石、腎盂炎などに用い、血尿、尿蛋白、浮腫、不眠、下痢などに用いる。処方中の阿膠は山東阿膠の質の良い者を用いる。

猪苓加車前子
「構成」

猪苓(ちょれい):茯苓(ぶくりょう): 滑石(かっせき): 山東阿膠(さんとうあきょう):



③九味檳榔湯:「解説」(浅田家方・勿誤薬室方函口訣)
脚気様症状を備えた、水毒の状態に用いるが、主として、浮腫、動悸、呼吸困難、神経症など、腎炎としての用い方は、五苓散など兼用すると良い。

九味檳榔湯:
「構成」

檳榔子(びんろうじ):厚朴(こうぼく): 桂枝(けいし): 陳皮(ちんぴ):蘇葉(そよう):木香(もっこう):炙草(しゃぞう):生姜(しょうきょう):大黄(だいおう):



当帰芍薬散:「解説」(金匱要略)
この処方のは、つかれやすく、顔色が青白く、つやの無い人にて、尿中のタンパク、血尿、妊娠中毒、水腎症、腎臓の硬化を予防する処方です、長期服用にて体質改善をはかる処方です。

当帰芍薬散:
「構成」

芍薬(しゃくやく):茯苓(ぶくりょう): 蒼朮(そうじゅつ): 沢瀉(たくしゃ):当帰(とうき):川窮(せんきゅう):



⑥冬虫夏草
高貴薬であるが、主に免疫系統及び腎機能応用され、腎機能の回復、尿蛋白の軽減、又、中国では腎移植の際、免疫抑制剤としての使い方もある。





 慢性腎炎・腎盂腎炎


腎不全の生薬
黄耆、魚腥草、山帰来、萆解、芍薬、茅根、大黄などの生薬にて、クレアチニンの低下を試みる生薬が、腎不全の体質改善に用います。






 ネフローゼ漢方 

浮腫=水毒
漢方では水毒という概念がある。ちょっとぶくっとしているとか、何かのとき朝だけ手がむくんで、起床時に少し手がしびれるとか、手を握りにくいという形で、わずかの浮腫が疲れたときなどに現れてくる。また汗をかきやすい、水太りで疲れやすい。このような時に、とくに異常所見がなくても、水毒を考慮し、その水はけを改善することは、腎臓病の予防に結びつくと思われる。

の概念
五行説では、は黒であり、腎臓病患者は、特有の黒ずんだ顔色をしていることは、望診において注意すべきことである。一方、漢方処方選択により、かぜにかかりにくくなると、この顔色が良くなってくるのが見られる。

漢方薬のご相談は、下記の問診表にてお受け致します。

SSL verisign 漢方相談 坂本薬局 漢方薬 漢方薬局 山梨
問診表を使った
御相談




考になる処方名


●五苓散 ●小柴胡湯●当帰芍薬散 ●越婢加朮湯  
●分消湯 ●木防己湯 ●柴胡加竜骨牡蠣湯 
●九味檳榔湯 ●牛車腎気丸●猪苓湯 
 ●苓桂朮甘湯 ●八味丸 ●補気健中湯 


・・・上記の処方は、参考漢方処方です・・・・



病名別解説に戻る

坂本薬局のトップに戻る