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病名別解説
肝硬変
慢性肝炎


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肝硬変について

肝硬変はさまざまな形の肝障害の終末像で前記慢性肝炎から移行するもののほかにも、中毒性肝障害、アルコール、寄生虫等々さまざまの原因より生じ得る。臨床的には、肝機能検査所見、くも状血管種、手掌紅斑、女性様乳房、食道静脉瘤、腹壁静脉怒張、腹水、脾腫などが認められるが、時に硬い肝腫以外にほとんど症状のない場合もある。
 予後はきわめて悪いが、代償性肝硬変ではある程度の社会的活動は可能である。
 いろいろなステージの肝硬変患者が現実に漢方薬の対象となっているが、相当例においてみるべき成績をあげているので、この分野における漢方については今後一層積極的に検討する必要があろう。使用する薬方は慢性肝炎のそれと大きな差はないが、以下に列挙してみよう。





肝硬変

柴苓湯(さいれいとう)
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
分消湯(ぶんしょうとう)
柴芍六君子湯(さいしゃくりっくんしとう)


@柴苓湯:「解説」(得効方)
小柴胡湯に五苓散を合方した処方茵陳、山梔子を加えたもので有る、免疫性の強化、ステロイド剤の副作用の軽減、小柴胡湯よりは使いかってが良く、証に随って応用する。

柴苓湯
:「構成」
柴胡(さいこ):半夏(はんげ): 生姜(しょうきょう):黄今(おうごん):大棗(たいそう): 人参(にんじん): 甘草(かんぞう): 沢瀉(たくしゃ):白朮(びゃくじゅつ):茯苓(ぶくりょう): 猪苓(ちょれい): 桂枝(けいし):



A補中益気湯:「解説」(医療衆方規矩)
慢性肝炎、ウイルス性肝炎などの、長期間肝臓の炎症が起こり、肝臓だけではなく腎機能弱りが出たり、体力のない人には良い、体力の弱った人に証に随って応用する。

補中益気湯:「構成」
黄耆(おうぎ): 人参(にんじん): 朮(じゅつ):当帰(とうき): 陳皮(ちんぴ):大棗(たいそう): 甘草(かんぞう): 柴胡(さいこ): 乾姜(かんきょう): 升麻(しょうま):



B分消湯:「解説」(万病回春)
慢性肝炎、ウイルス性肝炎などの、長期間肝臓の炎症が起こり、肝臓だけではなく腎機能弱りが出た腹水に証に随って応用する。

分消湯:「構成」
蒼朮(そうじゅつ): 茯苓(ぶくりょう): 朮(じゅつ):厚朴(こうぼく): 陳皮(ちんぴ):香附子(こうぶし): 猪苓(ちょれい): 沢瀉(たくしゃ): 枳実(きじゅつ): 大腹皮(だいふくひ):
縮砂(しゅくしゃ): 木香(もっこう): 灯心草(とうしんそう): 生姜(しょうきょう)



C柴芍六君子湯[解説](勿誤薬室方函口訣)
胃腸の弱い者で、食欲がなく、心下部が痞え、疲れ易く、足が冷えるもの、本方は主として、肝硬変、胃炎、胃痛、食欲不振、嘔吐などの症状に対して応用する。

柴芍六君子湯:[構成]

柴胡(さいこ):芍薬(しゃくやく):人参(にんじん): 白朮(びゃくじゅつ): 茯苓(ぶくりょう):半夏(はんげ):陳皮(ちんぴ):生姜(しょうきょう): 大棗(たいそう): 甘草(かんぞう):




参考になる処方名

●小柴胡湯 ●大柴胡湯 ●柴胡桂枝湯 ●四逆散
 ●柴芍六君子湯 ●桂枝加芍薬湯 ●五苓散 
●茵陳五苓散 ●分消湯 ●九味半夏湯 ●沢瀉湯
●補中益気湯  ●柴桂湯 ●補気建中湯  
●柴苓湯 ●桂枝茯苓丸 ●加味逍遙散 
  ●十全大補湯  ●竜胆瀉肝湯 
●通導散 


 ・・・・上記の処方は、参考漢方処方です・・・・



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