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病名別解説
肝斑・しみ
色素沈着・シミ


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シミ・肝斑・色素沈着について

◆シミ(肝斑)は、顔面、特に前額、眉毛上部、鼻背、頬、口囲、ひたいや頬に左右に相対して現れ、褐色から黒褐色をした色素斑で、形は不規則、大きさは指頭大から手のひら大のものまであり、女性にとって悩みの深いものです。
 強い日光にあたるとひどくなり、また肉体的・精神的な過労によっても色が濃くなります。1年を通じて発症しますが、病院を訪れる人は、外出の機会が多い春から夏に、増えるようです。
 素因としては、妊娠、卵巣や子宮の病気、副腎皮質の障害、肝臓の障害などがあげられます。
 中年以後の女性に多いものですが、若い女性でも生理不順のある人に、しばしば現れます。
 一般的な治療方法としては、

局所療法として、副腎皮質ホルモン剤を使うことがありますが、長期連用には注意を要します。
内服薬は、ビタミンC・E製剤や、抗プラスミン剤(トラネキサム酸)、還元型グルタチオン製剤などが、用いられます

漢方では、肝斑の症状と、原因となっている体質を改善することで薄くなります。






◆シミ・肌荒れ・肝班

加味逍遙散合四物湯(かみしょうようさんごうしもつとう)
当帰芍薬散・ヨクイニン(とうきしゃくやくさん・よくいにん)
温経湯(うんけいとう)
柴苓湯(さいれいとう)
桂枝茯苓丸・ヨクイニン(けいしぶくりょうがん・よくいにん)



①加味逍遙散合四物湯:[解説](内科摘要)
主として中年以降の更年期様の不定愁訴(ふていしゅうそ)に用います。皮膚のシミ、色素沈着、疲労、肩こり、頭痛、めまい、不安、不眠、冷え、のぼせ感、怒りなど多様な症状を訴えます。多くの場合、肝気が高ぶり、癇の失調によるよる皮膚の黒ずみを、物湯に香附子、蘇葉、益母草を加えると気分の鬱ぎがとれ、顔の浮腫がとれ、肌が潤い、皮膚機能も良くなり老化を防ぎます、症状に随って応用する。

丹梔逍遙散合四物湯:[構成]
当帰(とうき): 芍薬(しゃくやく): 柴胡(さいこ):朮(じゅつ): 茯苓(ぶくりょう):3薄荷(はっか): 甘草(かんぞう): 牡丹皮(ぼたんぴ):梔子(しし):生姜(しょうきょう):川窮(せんきゅう):地黄(じおう):香附子(こうぶし):



『益母草』
昔から益母草を顔の薬に加えると「美容の良薬」になると言われています。
この理由は、顔のマッサージが皮膚の血行をよくする美容術として行われているように、益母草が皮膚の血行を良くする美容効果を発揮するからです。

しかし、マッサージより優れているところは、皮膚の浮腫をとる作用があることです。浮腫がとれると顔が引き締まり(小顔になり)、皮膚機能も良くなり老化を防ぎます。益母草の成分には抗炎・抗菌作用があり、毛穴の炎症を防ぎます。このことは皮膚の荒れやシミの予防になります。その他、肌に潤いを与える作用など、何れも皮膚の荒れや黒化を防ぐのに役立ちます。

(ブログ)肝斑(シミ)皮膚は内臓の鏡

②当帰芍薬散・ヨクイニン:「解説」(金匱要略)
若い人のシミなどで、生理の前に目立って来る 肝斑(しみ)は此の処方が考えられる、一般に疲れやすく、冷え性で、胃腸の弱い人に用いるが、いくつかの加減が必要になる、この処方は先人が様々に工夫を凝らし、伝えられている。

当帰芍薬散・ヨクイニン:「構成」
当帰(とうき): 川弓(せんきゅう): 芍薬(しゃくやく): 茯苓(ぶくりょう):朮(じゅつ): 沢瀉(たくしゃ): 鳩麦(ヨクイニン): 



③温経湯:「解説」(金匱要略)
金匱要略の婦人雑病篇に、肌,魚鱗の若く口唇乾燥とある、女性らしい皮膚を保つのに、最適な処方である。益母草、蘇木、紅花など合わせて服用する、また皮膚は内臓の鏡である、当然内分泌のバランスの悪さも漢方で同時に改善をはかる事が出来る、女性に限らず男性にも、証に随って応用する。

温経湯
:[構成]
呉茱萸(ごしゅゆ):半夏(はんげ): 麦門冬(ばくもんどう):川弓(せんきゅう): 芍薬(しゃくやく):当帰(とうき):人参(にんじん):桂枝(けいし): 阿膠(あきょう):牡丹皮(ぼたんび):生姜(しょうきょう): 甘草(かんぞう):



④柴苓湯:「解説」(世医得効方)
 肝斑は、肝臓の血液検査では異常がないが、漢方では肝(癇)、イライラの症状を、肝の高ぶり(癇癪;かんしゃく)と考え、肝虚と呼んでいます。西洋医学的には、大脳、間脳の自律神経系に失調、免疫系の弱りが、体の浮腫、だるさ、上半身の発汗、色素沈着とつながりが深いと思われます、皮膚は内臓の鏡です。
肝臓の機能回復
をはかり、自律神経乱れを改善する事に由って、皮膚を立て直す事が出来ます、症状に随って応用する

柴苓湯:「構成」
柴胡(さいこ):半夏(はんげ): 生姜(しょうきょう):黄今(おうごん): 大棗(たいそう):人参(にんじん):甘草(かんぞう): 沢瀉(たくしゃ): 白朮(びゃくじゅつ): 茯苓(ぶくりょう):猪苓(ちょれい):桂枝(けいし):茵陳(いんちん):山梔子(さんしし):



⑤桂枝茯苓丸・ヨクイニン「解説」(金匱要略)
 
婦人の血の道の漢方薬である、もっと表現すると、卵巣、子宮の機能不全などが原因と思われる肝班は、お血を処理する桂枝茯苓丸に、ヨクイニン(ハトムギ)、鼈甲をを加える、又、此の処方は子宮筋腫に用いる、桂枝茯苓丸を飲むと異物が排出される事を良く経験する、皮膚も一皮むけたようにきれいになる、のぼせ、肩こり、肝斑(シミ)、月経痛で下腹部が痛むなどを目標に証に随って応用する。

桂枝茯苓丸・ヨクイニン:「構成」
桂枝(けいし): 茯苓(ぶくりょう): 牡丹皮(ぼたんび):桃仁(とうにん):芍薬(しゃくやく):鳩麦(ヨクイニン):



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参考になる処方名

加味逍遙散合四物湯 ●桂枝茯苓丸 
●柴苓湯・よく苡仁, ●桃核蒸気湯 
●女神散  ●温経湯 ●通導散 
●当帰芍薬散 ●温清飲 


 ・・・・上記の処方は、参考漢方処方です・・・






病名別解説
酒さ鼻・赤ら顔


酒さ鼻・赤ら顔について

酒さ鼻(頬、鼻の部分が赤く目立つ)
漢方では「酒さ(しゅさ)」,または「酒さ鼻」といい,湿熱,血熱,瘀血が絡みあっておきた状態です。古典には「酒さは俗に石榴鼻といい,鼻尖が赤く紫になり瘀血(おけつ)によって色が変わる」といった状態です。 ..





◆酒さ鼻・赤ら顔

葛根紅花湯(かっこんこうかとう)
黄連解毒湯(おおれんげどくとう)
葛根黄連黄ゴン湯(かっこんおうれんおうごんとう)
黄連阿膠湯(おおれんあきょうとう)


⑥葛根紅花湯:「解説」(方與輗)
 この処方は『方與輗』に収載されている処方で、酒さ鼻(赤ら顔)に用います。頬や鼻が赤く目立ち、皮膚がほてりやすい体質によい処方です。漢方では「酒さ(しゅさ)」,または「酒さ鼻」といい,湿熱,血熱,瘀血が絡みあっておきた病態と考えます。古典には「酒さは俗に石榴鼻といい,鼻尖が赤く紫になる事を、瘀血(おけつ)と考え、漢方薬で皮膚の状態を改善します。 ...

葛根紅花湯:「構成」
葛根(かっこん):芍薬(しゃくやく): 地黄(じおう): 黄連(おおれん):山梔子(さんしし): 紅花(こうか): 大黄(だいおう):甘草(かんぞう):



⑦葛根黄連黄ゴン湯:「解説」(傷寒論)
 この処方は『傷寒論』に収載されている処方で、酒さ鼻・赤ら顔に用います。上記の葛根紅花湯の症状にて、下痢を起こしやすい体質(腸の湿熱)、皮膚がほてりやすい体質によい処方です。

葛根黄連黄ゴン湯:「構成」
葛根(かっこん): 黄連(おおれん):黄ゴン(おうごん):甘草(かんぞう):



⑧黄連解毒湯「解説」(外台秘要方) 
酒を飲む前に黄連解毒湯石膏をあらかじめ服用すると悪酔いしなくてすむ。黄連解毒湯について『外台秘要方』では 「酒毒ヲ解スルニ妙ナリ」とある。
酒を飲むと皮膚が痒くなる人にもよい。

黄連解毒湯:「構成」
黄連(黄連):黄ゴン(おうごん):黄柏(おおばく):山梔子(さんしし):



⑨黄連阿膠湯:「解説」(金匱要略
 
婦人の顔にできる皮膚病にて此の処方が奏功するものがある、発疹が主として顔に見られ、乾燥性では肌がざらざらし、赤みが有り、隆起はあまりなく、痒みは少ないが、小さい落屑があり、皮膚が黒ずむ体質に用いる。

黄連阿膠湯:「構成」
黄連(おおれん):黄ゴン(おおごん): 芍薬(しゃくやく): 阿膠(あきょう):  卵黄1個




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参考になる処方名
 
 ●葛根紅花湯 ●黄蓮解毒湯 ●葛根黄連黄ごん湯
●苓桂味甘湯 ●黄連阿膠湯 ●温清飲



 
・・・・上記の処方は、参考漢方処方です・・・・




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