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病名別解説
痛風


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痛風について

痛風は戦前では,日本人には稀な疾患であったが,戦後食事事情が変わり,動物性脂肪蛋白質食品を多く摂取するようになって,だんだん珍しい疾患でなくなった.しかし,痛風であることがわからなかったため,慢性関節リウマチとして治療され,見逃されていた例も多くあったようである.漢方治療で扱っていた,いわゆるリウマチの中には痛風も入っていると考えられ,痛風という概念がはっきりしてきて,慢性関節リウマチの治験と分けて論じるようになったと言える.
 しかし,痛風慢性関節リウマチとを分けて考えるようになった今でも,両者の薬方の運用は非常に似ていて,炎症時にはほとんど同じ薬方が適用される.体質,体調改善にも,柴胡剤駆お血剤が適用されるが,痛風では主として実証の漢方が用いられるのが,慢性関節リウマチとの相違といえよう.

漢方的な食養生では,動物性脂肪蛋白質食品をひかえさす場合が多かったので,これが期せずして,痛風の食事禁忌に近いものであったのは興味がある事実である.最近増加してきた,動脈硬化による心臓血管系疾患も,食事と密接な関係があることを考えると,欧米型の食事に傾く現在の傾向は一考を要する.

さて痛風の漢方処方であるが,痛風に現れる証は慢性関節リウマチにあらわれる症状,証と漢方的把握では同じと思われるので,漢方の運用は慢性関節リウマチに準じることになる.処方を下に示す.






痛風

越婢加朮湯
(えっぴかじっとう)
柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)


@越婢加朮湯:「解説」(金匱要略)
金匱要略の(中風歴節病)に千金方の越婢加朮湯は肉極(肉の一部が赤く隆起する)熱すれば即ち身体の津脱し、奏理開き、汗大いに漏れ、癘風気、下焦脚弱を治すとある。
痛風の急性期に限らず、慢性期の腫れや、痛みにも応用する、尿酸値を下げる薬などよいが、男性機能の衰えなど訴える人が多い、そんな事で漢方薬の考慮が有る、症状に随って応用する。

越婢加朮湯:「構成」
麻黄(まおう): 石膏(せっこう):大棗(たいそう):甘草(かんぞう):蒼朮(そうじゅつ):生姜(しょうきょう):




A柴胡加竜骨牡蠣湯:「解説」(傷寒論)
高尿酸、高脂血症、高血圧などに応用する、もの音に驚きやすく、気分が安定しないのが目標である。柴胡加竜骨牡蠣湯は腎機能、肝機能の回復に応用し、痛風の発作が起こり易い体質の改善に用います。

柴胡加竜骨牡蠣湯加減:「構成」
柴胡(さいこ):半夏(はんげ):茯苓(ぶくりょう):桂枝(けいし): 黄今(おうごん):大棗(たいそう):生姜(しょうきょう):人参(にんじん):竜骨(りゅうこつ):牡蛎(ぼれい):厚朴(こうぼく):蘇葉(そよう):




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参考になる処方名

●麻黄湯 ●越婢加朮湯 ●白虎加桂枝湯 
●越婢加朮湯 ●疎経活血湯 ●大柴胡湯 
●柴胡加竜骨牡蠣湯 ●桃核承気湯 ●桂枝茯苓丸 
●防風通聖散 ●竜胆瀉肝湯 


・・・上記の処方は、選択しえる参考漢方処方です・・・・ 

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