漢方坂本/坂本壮一郎@note
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【独話】どくわ
ひとりごと(を言うこと)
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困ってしまうことがあります。
私は凡そ、漢方や中医学でいう所の基礎的病理概念、
例えば「寒証」や「熱証」、「水毒」とか「痰飲」、「津液不足」とか、
単純にこられを用いて患者さんの病態を断じることが、
今ではもうできなくなってしまいました。
だから私は「熱証」ですよねと、患者さまから尋ねられた時や、
「水毒(痰飲)」と判断して当帰芍薬散を使いました、なんていう臨床報告を聞いたりすると、
答えようがないし、判断しようがないのです。
故にちょっと困ってしまうのです。
ただそれは、臨床上仕方がないことだとも思っています。
なぜなら基礎的な解釈だけで改善できる病などたかが知れているからです。
より多くの病に、より再現性高く、実際に効果を出そうと思うと、
どうしても解釈を自分で一から作り直さなければなりません。
基礎が無意味なのではなく、
基礎を基礎のまま使うことに意味を感じられないのです。
そもそも単純に「水毒」とだけ考えて治療が成功する例なんて、
ほとんどありません。単に「水毒」だけを持つ患者さまに出会ったこともありません。
寒や熱、水毒や痰飲、津液不足といった解釈は大切は概念ではありますが、
これらは通常、共存して当然。
だから中医学などの基礎的学習だけでは、治療に的を得ることができないのです。
今回はそういう話をしていきたいと思います。
分かっている人と、分かっていない人との差。
あくまで独り言ですので、ご興味があれば。
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【傷寒論独話】~寒証?熱証? そろそろやめたい安易な病理解釈~

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