漢方坂本/坂本壮一郎@note
noteに以下の記事をアップしました
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次の一手が、用意されているかどうか。
漢方治療を行う上で、腕を決める要素の一つです。
例えばイライラを治療したいという患者さまに、
抑肝散や抑肝散加陳皮半夏を出してみる、
効かなければ、加味逍遙散を出してみる。
では、それが効かなければどうされますか?
次の一手を想定しておくことができるでしょうか。
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例えばこれらの処方が効かなかったとしても、
イライラに使う漢方薬は他にもたくさんあります。
大柴胡湯や加味帰脾湯、
温清飲や竜胆瀉肝湯などもイライラに効く薬です。
ただし、効かないから他の薬にどんどん変えていくという治療のやり方は、
はっきりと言えば下策。
それは下手な鉄砲と同じで、効かない薬をどんどん増やしていくだけの治療です。
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次の一手とは、用意しておく「薬」ではなく、
やり方や方法をどう変化させていくのか、その「手法」のことを指します。
イライラに抑肝散が効かなかった、
加味逍遙散が効かなかった、
ではその次に、どう考えて薬を変化させていくのか、
その方法を用意しておかなければいけません。
今回のnoteでは、
そういった治療のコツのようなものを解説していきます。
抑肝散が効けば良し、加味逍遙散が効けばそれで問題無し、
しかし、もしこれがら効かなかった場合に用意しておくべき考え方と治療のコツ。
ご参考までに。
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抑肝散・加味逍遙散が効かないイライラ・次の一手

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参考コラム
■病名別解説:「月経前緊張症(PMS)」