漢方坂本/坂本壮一郎@note
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漢方処方には各々その処方が効く典型例というものがあります。
時にそれを「正証」と言ったりもします。
そもそも漢方処方は治すべき病態に合わせて作られた道具ですので、
創作者はその道具を作るにあたって明確に想定していた病態があるわけです。それが「正証」です。
こと漢方処方を理解するにあたっては、「正証」つまりその処方が効く典型例を知っておくことは基本中の基本です。
故に漢方処方の解説本ではこの典型例が詳しく記載されています。
適応する症状や、その処方が効く人の体格、また使われやすい病名や東洋医学においてどう弁証されるかなど、
文字で詳しく解説されています。しかし、この典型例というものはいくら本を読んでもなかなか理解することができません。
なぜならばその典型例とは、単に要素だけを並べられても実感することができないものだからです。
実際にその処方が効く人に合い、お話することで得た実感なくしては、本当に理解したことにはなりません。
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百聞は一見に如かず。
見て初めて「なるほどな」と感じるものがある。
しかしそれを書き伝えることは大変難しい。
ここが漢方の勉強の難しさでもあります。
そこで一つの試みとして、「典型例を伝える」ということをやってみたいと思います。
感覚的な理解を必要とする医学、故に上手く伝わるかどうか少し心配ではあります。
なるべく具体的に示します。私が経験した症例を上げながら解説したいと思います。
そして典型例を感じ取るための「コツ」を示していきます。
こういう感じの人なんだと思い浮かべることができる、それがとても大切です。
あくまで個人の経験ですので、一意見としてご理解ください。
それでも、こういう試みは各々の治療者がやった方が良いと思うのです。私自身今までたくさんの先生方から、その個人的見解をお聞きしながら理解を深めていくことができたからです。
あの先生はこう言っていた、でもあの先生はこうも言っていたな、そういう経験が積み重なる中で、自分の考えたるものが作られていきました。
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典型例をお伝えする試み。
第一回目は私も良く使う処方「桂枝加竜骨牡蛎湯」について解説していきます。
奥深い処方です。ただその典型例を考えると比較的分かりやすい処方でもあります。ご参考にしていただければ幸いです。
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桂枝加竜骨牡蛎湯が効く典型例と見極めのコツ

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