先日の秋分の日。
墓参りに行ってきました。
台風が運んできた熱気の中、
住職の唱えるお経が心地よかったです。
父が逝ったのは三年前。
不思議なことに、
死の予兆を全く見せない四年前の夏、
父は突然墓の手入れを始めました。
雑草を取れ。南天は抜くな。
炎天下の中、色々と指示されながら手伝ったことを思い出します。
割れた石塀を取り替えないのかと聞いたら、
苔が産してきたからこのままで良い、のだそう。
今思えば、あれはまるで引っ越し先を自分の好みに整えているようだった。
いつ死ぬかわからない。墓はなるべく綺麗にしておこう。
合掌。