ついに来たぞ・2026梅雨と夏

2026年06月22日

漢方坂本コラム

関東甲信越では、

今年の梅雨入りは6月7日頃だったらしく、

そんなことにも気が付かないくらい、晴れ間が多かった六月前半。

なんなら梅雨入り前の5月後半の方が天気が不安定でした。

しかしながら、やはり牙をむいた6月。

こんな事で梅雨が終わるはずないよなと思っていたところです。

ここ数日、体調不良を訴える方が急増しています。

口をそろえて皆さま、なんか調子悪い、とおっしゃっています。

台風7号が発生したここ最近。

ここから徐々に勢力を拡大し、日本へと向かってくる気配です。

明らかに湿気を帯びた不快な空気と、こちらにまで及ぶ巨大な低気圧。

肌身で感じます。明らかに空気が変わりました。

当薬局でも先週あたりから体調不良を訴える方の問い合わせが増えていますが、

その原因は明らかにコイツ(台風7号)でしょう。

おっしゃられている内容から言っても、気圧と湿度による影響が伺えます。

胸が苦しい、息苦しい。

不整脈が起こり始めた。肩の凝りが強くなった。耳が詰まる。

めまいがする。頭痛がする。起立性調節障害の患者さまでは頭痛とだるさ、吐き気などが悪化して起きられなくなっています。

胃が張る、気持ち悪い、吐き気がする、食事が食べられない。

下痢が続く、すっきり出ない、腹が張って苦しい、お腹がゴロゴロいう、など。。。

漢方薬により徐々に体調が良くなっていた方でも悪化しています。

なので治療を始めて間もない方であれば、当然のように悪化しています。

せっかく良くなっていたのに、悪化する。

せっかく漢方治療を始めたところなのに、悪化する。

いきなり体調が悪い方に向かってしまう。

この時期の悪化は、体だけでなくこういったメンタルにも相当負担をかけます。

しかも、急激な気圧と湿度との変化は、それ自体が自律神経に強力な負担をかけます。

それゆえ体のみならず、気持ちにも明らかに不調を起こしてきます。

今回の台風では、特にこの反応が強い。

メンタルの乱れです。皆さんに顕著に起きています。

突然湧き出す不安感。そして焦燥感。

さらに落胆とイライラ。気分の滅入りが相当な強さで起きています。

この時期の台風発生に伴う症状としては「あるある」なのですが、

もう、どうしょうもないくらい、精神が穏やかでいられなくなります。

「どうしよう、どうしよう」

「すごく辛い」

「また戻っちゃうんじゃないか、このまま治らないんじゃないか」

「怖い」

「もう嫌だ、我慢できない」

居たたまれない感情が高波のように襲ってきます。

また体の不調と連動し、一つの症状の悪化がどうしても気になり我慢できなくなってしまう。

そしてここまでメンタルの調子が悪くなると、

今までのある程度良かった時のことも思い出せなくなります。

私はずっと体調が悪い。もう治らない。

という悲観的な考えが、心に重くのしかかってくるのです。

はっきり申し上げれば、私はこのような台風による明確な悪化は、

治療としてそれほど怖くはありません。必ず、台風が過ぎ去るとともに症状が落ち着いてくるからです。

だから安心してください。台風が過ぎ去るまでの辛抱です。

この状態がずっと続くことはありません。

だからまずは、安心して頂きたいのです。

台風が過ぎても調子が戻らない方も、いるにはいます。

ただしその場合の多くは、生活上に何らかの問題がある方です。

たとえば食事に不摂生がある方。たとえば夜早く寝ていない方。

逆に言えばこれらに問題がなければ、必ず症状は落ち着いてきます。

それ故に今やるべきことは何か。

それはいつも通りの養生を続けて、辛抱強く台風が通過するまでの時間をやり過ごすこと。

だから何か特別な治療を行う必要はないのです。

強力な悪化、しかし必ず回復する悪化であることを忘れないでください。

ちなみに昨日は夏至でした。

一年の中で最も日照時間が長い日です。

朝が早く、夜が短い。そういう時、人は自然と眠りにくくなります。

なので最近は眠れないという方が増えていました。

そんな中での台風発生です。

だからかも知れません。ここまで如実に皆さんが悪化しているのは久々のことです。

本日、全国の患者さまからお問い合わせが止まりませんでした。

天候による悪化。

年々夏の厳しさが増す中、仕方ない事かも知れませんが、

いよいよ来たなという印象です。

ここからが2026年、勝負の時期となりそうです。

そういえば今年の干支は馬でした。

我慢の時期を、何事も無く駆け抜けてほしいものです。



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※コラムの内容は著者の経験や多くの先生方から知り得た知識を基にしております。医学として高いエビデンスが保証されているわけではございませんので、あくまで一つの見解としてお役立てください。また当店は漢方相談を専門とした薬局であり、病院・診療所とは異なりますことを補足させていただきます。