やだもう蒸し暑い

2026年05月08日

漢方坂本コラム

GWの連休が明けて、本日より営業を再開しております。

連休中は皆さまいかがお過ごしでしたか。

私は予定を入れ過ぎました。

家で猫と居ることが最善の休日であることを、改めて実感した次第です。

そしてGW中、天候も不安定でしたね。

日中と夜間との寒暖差、そして低気圧。

4日に沖縄が梅雨入りしてから、こちらにも湿気を含んだ不快な空気が舞い込むようになりました。

昔の5月はもっと快適だった気がします。

それが一昨年あたりから、暑くてジメっとした不快な湿気をこの時期から感じるようになりました。

そして不安定な天候のまま、梅雨に突入していきます。

なんとも温暖化らしい季節の移ろいです。

逆に分かりやすいといえば、分かりやすい。

何が分かりやすいかって、

これから先、必ず増えてくる病や症状がある。それが分かりやすいのです。

梅雨に入る時期から急激に増えてくる体調不良があります。

今までも散々説明してきましたが、今年も安定のアナウンスをしていこうと思います。

この手のアナウンスは何回してもし足りないものです。必ず乱れてしまう方がいらっしゃるからです。

過去のコラムのリンクも張っておきますので、その予防法も含めて是非目を通しておいてください。

 

■めまい・耳鳴り・動悸・不安感

季節の変わり目、特に気圧の波が強く起こる時期に決まって増える症状が、自律神経の乱れによるものです。

特にみぞおちから上に症状が出やすくなります。動悸や息苦しさ、首こり肩こり、咽の詰まり感や上咽頭部の不快感、さらにめまいや耳鳴り、頭痛など。

さらに自分ではどうしようもできない不安感を伴うことが特徴です。不安で居ても立っても居られなくなり、焦ったりイライラしたり、人によってはやる気が出ず無気力になったり。

心身が同時に乱れるこういった自律神経失調は、気温や気圧が安定せず変化しやすい時期だからこそ起こりやすくなります。

逆に梅雨に完全に入り、ずっと雨が降っていてくれた方が、気圧が安定しますので自律神経も乱れにくくなります。

すなわち時間が経てば必ず落ち着いてくる症状でもあります。

一つ一つの症状に右往左往せず、現在の治療を腰を据えて続けていくことが大切です。

 

■風邪

この時期に起こりやすい風邪のパターンがあります。

その多くは上気道にきます。

咽の痛み、鼻づまり・後鼻漏、そして身体の何とも言えない重だるさを伴う風邪。

もともと副鼻腔炎や上咽頭炎がある方は、それが悪化しやすくなります。

これらが決まったパターンで起こります。例えばこんな感じです。

夜、寝る時に寝室が暑い。

だから薄着をしたり布団をかけずに寝てしまう。

人によっては窓を開けっぱなしにする場合もあるでしょう。

これらが風邪を発生させる直接の原因です。

寝始めは涼しくて快適。

しかし夜間、急激に気温が下がることで寝ている間に体を冷やしてしまう。

そして朝、起きてみると咽が痛い。

また体が冷えてだるく、ぞくぞくと寒気をもよおす人もいます。

このパターンの風邪が、この時期に急増します。

毎年必ずやってしまう方がいらっしゃるのです。

夜間、とにかく寒いおもいをしないよう気を付けてください。

夜中に寒くて目を覚まして布団をかけ直すことは良くあることですが、

それをこの時期にやってしまうと、かなりの高確率で風邪を引いてしまいます。

寝ている間は相当体が冷えないと目を覚ましません。

つまり寒くて目を覚ました時点で、風邪決定だと思ってください。

 

■軟便・下痢・便秘

急激な気圧の変化は胃腸に負担をかけます。

みぞおちが張ったり、へそ周りが張ったり、

人によっては吐き気を伴い、食欲が落ちる方もいます。

さらに湿気の高まりも胃腸に強い負担をかけます。

つまり急激な低気圧とともに湿度を増幅させる今時期の気候では、排便状況が大いに乱れやすくなります。

特徴的なのがこの時期に起こる下痢と便秘です。

切迫した便意を感じてトイレに駆け込むも、

出そうと思ってもなかなか排便できない。

軟らかい便が少し出るだけ。少量で細い便が出るだけで、なかなかすっきり出てくれない。

人によっては肛門が痛くなる場合もいます。

この手の便は、湿気の強い環境で起こる特徴的な症状でもあります。

このような症状に対して、漢方には良く効く薬がありますので心配はありませんが、

ただしなるべくならば起こらないように気を付けたいものです。

注意するべきは水分摂取の方法。

この辺りは下記のコラムにて是非ご確認を。今後必ず胃腸が乱れる方が出てきます。そしてそれは、どんな方でも予防することが可能です。

自律神経に風邪に胃腸症状、

湿気は一気に世界を変えます。温暖化が進む昨今、今まで以上にそれが問題になってきています。

そしてこの時期に起こる症状は上記だけでなく、

だるさや倦怠感、浮腫みや夏バテなど、さまざまあります。

出てきやすい症状、その予防方法、そしてこの時期に使える漢方薬について、

ぜひ下記のコラムをチェックしてみてください。

夏になってからでは遅い、梅雨に入ってからでは遅い。

今だからこそ是非ご確認を。

今から気を付けることができれば、今年の夏の過ごしやすさが大きく変わるはずです。



〇参考コラム
◇養生の実際・梅雨から夏 ~起こりやすい症状とその対策~
◇養生の実際・梅雨 ~梅雨の体調不良と守るべき養生~
□梅雨の病 ~梅雨に起こりやすい症状と効果的な漢方薬~



【この記事の著者】店主:坂本壮一郎のプロフィールはこちら

※コラムの内容は著者の経験や多くの先生方から知り得た知識を基にしております。医学として高いエビデンスが保証されているわけではございませんので、あくまで一つの見解としてお役立てください。また当店は漢方相談を専門とした薬局であり、病院・診療所とは異なりますことを補足させていただきます。