私が秘かに「マチュピチュ」と呼んでいる場所がある。
富士川町・十谷(じっこく)。
空気が薄いという標高でも無いし、
観光地として有名、というわけでも無い。
ただ高い山の中の断絶された状況という意味でマチュピチュと呼んでいる(勝手に)。
そしてマチュピチュに行ったことが、私には無い(無責任)。
とにかくこの断絶感が、たまらない。
たまらない、というのはすこぶる良い意味で、
人があまりいない(らしいです)からこそ感じる人の息吹がそこにある、という感動がある。
人による環境破壊が騒がれている昨今、
人がいなくなるという、見方によっては真逆と言っても良い問題がここにはある。
でも美しい。だからこそ温かい。
なぜ環境破壊が起こるのか、その根本的な解答がここにある気がしてならない。