2023年。
残すところ、あとわずかになりました。
当薬局は昨日本年最終日を迎え、今は薬局の大掃除を行っております。
振り返れば様々なことがあった本年。
ただ個人的には、淡々と過ぎ去ったと言えなくもありません。
出不精の私は完全なる土着民族。
移動や旅行をあまり好まないことから、
この淡々と過ぎ去るという現実がかなり気に入っております。
前衛的で私とは対照的な師匠には、
坂本君は保守的だからと、心配されているのですが、
それでもごめんなさい。やはり土着していたい。
そういう意味で、本年も無事に過ごすことができ、安心しております。
・
とはいえ、今年は集中の連続でした。
お一人お一人の患者さまに起こる、さまざまな体調変化。
そこにご対応しながら、いかに症状を安定させていくか。
やはり天候の影響が強い気がします。年を重ねるごとに荒れる空。来年はできるだけ安定してくれることを願うばかりです。
なかなか改善へと導いて差し上げることの出来なかった患者さま。
一度良くなっても、症状の波に落胆させてしまった患者さま。
反省と自分自身の拙さを深く実感しました。
勝負の日々が、来年も続いていきます。
また漢方の力に驚いていただけた方も多く、
そういう意味では、一歩ずつ前進している自分を感じることもできました。
さまざまなことがあった令和5年。
しかし年が明けても、私のやるべきことは、これからも変わりません。
・
あらためて、
今年、当薬局を頼っていただいた患者さまたちに、深く、深く、感謝いたします。
お会いして、また電話越しに、私の話に耳を傾けて頂けたこと。
それだけでも私にとっては大変ありがたい、貴重な経験です。
ご連絡を頂くだけでも、私は皆さまに恩を感じます。
そして縁も感じます。どこかでつながるサダメだったとも。
その恩と縁とに報いるよう、これからも尽力して参ります。
人生において大変な時に、当薬局を頼って頂き、ありがとうございました。
来る年、令和6年。
来年の辰は、治水の神龍となりますように。
すでにおかかりの患者さまも、そして新たにお会いさせていただく患者さまたちにも、
健やかな風が吹く年となることを、心より願っております。
・
・
・