今年一年の感謝を込めて

2023年12月28日

漢方坂本コラム

2023年。

残すところ、あとわずかになりました。

当薬局は昨日本年最終日を迎え、今は薬局の大掃除を行っております。

振り返れば様々なことがあった本年。

ただ個人的には、淡々と過ぎ去ったと言えなくもありません。

出不精の私は完全なる土着民族。

移動や旅行をあまり好まないことから、

この淡々と過ぎ去るという現実がかなり気に入っております。

前衛的で私とは対照的な師匠には、

坂本君は保守的だからと、心配されているのですが、

それでもごめんなさい。やはり土着していたい。

そういう意味で、本年も無事に過ごすことができ、安心しております。

とはいえ、今年は集中の連続でした。

お一人お一人の患者さまに起こる、さまざまな体調変化。

そこにご対応しながら、いかに症状を安定させていくか。

やはり天候の影響が強い気がします。年を重ねるごとに荒れる空。来年はできるだけ安定してくれることを願うばかりです。

なかなか改善へと導いて差し上げることの出来なかった患者さま。

一度良くなっても、症状の波に落胆させてしまった患者さま。

反省と自分自身の拙さを深く実感しました。

勝負の日々が、来年も続いていきます。

また漢方の力に驚いていただけた方も多く、

そういう意味では、一歩ずつ前進している自分を感じることもできました。

さまざまなことがあった令和5年。

しかし年が明けても、私のやるべきことは、これからも変わりません。

あらためて、

今年、当薬局を頼っていただいた患者さまたちに、深く、深く、感謝いたします。

お会いして、また電話越しに、私の話に耳を傾けて頂けたこと。

それだけでも私にとっては大変ありがたい、貴重な経験です。

ご連絡を頂くだけでも、私は皆さまに恩を感じます。

そして縁も感じます。どこかでつながるサダメだったとも。

その恩と縁とに報いるよう、これからも尽力して参ります。

人生において大変な時に、当薬局を頼って頂き、ありがとうございました。

来る年、令和6年。

来年のたつは、治水の神龍となりますように。

すでにおかかりの患者さまも、そして新たにお会いさせていただく患者さまたちにも、

健やかな風が吹く年となることを、心より願っております。



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※コラムの内容は著者の経験や多くの先生方から知り得た知識を基にしております。医学として高いエビデンスが保証されているわけではございませんので、あくまで一つの見解としてお役立てください。

※当店は漢方相談・漢方薬販売を行う薬局であり、病院・診療所ではございません。コラムにおいて「治療・漢方治療・改善」といった言葉を使用しておりますが、漢方医学を説明するための便宜上の使用であることを補足させていただきます。