夏の折り返し地点

2024年08月17日

漢方坂本コラム

お盆の休みが明けて、

当薬局は本日から営業を再開しております。

今回はやや長めのお休みを頂きました。

その分、栄気を養うことができました。

本日からまた気持ちを新たに、

皆さまの体調不良を改善するべく、尽力させていただきます。

お休みの際中は、皆さまいかがお過ごしでしたか。

私は生来の出不精が十分に発揮された休みを過ごしておりました。(遠出なし)

最近、お萩(飼い猫)のお腹が調子悪そうでして、

それもあって、なるべく家で過ごすよう努めておりました。

お萩ですが、元気にしておりますので心配には及びません。

ただ、ゆるゆるウンチがここしばらく続いておりました。

獣医の先生に伺ったところ、今の時期は動物もお腹を壊す子が多いんですって。

なるほどなと、納得です。

人間も同じです。日々人の不調に向き合い続けておりますが、

人もこの時期、体調を崩す方が増えてきます。

要因は連日の酷暑と、それに伴う空調・冷房による冷え。

水分摂取の過剰や、寝苦しさ・寝不足も強く関係しています。

果物がおいしい季節になりましたので、食べ過ぎてお腹を壊す方もたくさんいらっしゃる季節です。

お萩も私たちと同じ環境に身を置いているわけで、

お腹の調子を崩しても、何ら不思議はないわけです。

そしてポーカーフェイスを貫くお萩。これが困ってしまいます。

表情に全く出ないので、一見体調が悪そうに見えません。

でもゆるゆるうんちが出ているのだから、調子良くはないのでしょう。

それでも顔に出さない。猫って本当に我慢強いなぁと関心します。

人間みたいに、調子悪ければちゃんと言って欲しいのですが。

背中をつまんで脱水を確認しながら、お萩を見守る休日を過ごしました。

牙をむく今年の夏。

そしていよいよ、夏の折り返し地点です。

今年は例年よりもずっと室温管理が難しい。そう感じるのは私だけでしょうか。

夏バテが本格的に増えてくる季節になってきました。

冷たいものの飲みすぎ食べ過ぎ、

夜間寝ている間の空調管理、

水分でお腹いっぱいにせずちゃんとご飯を食べること、

夏の養生をもう一度徹底していきましょう。

熱中症予防というと、皆さん水分摂取を真っ先に挙げられますが、

最も根本的な予防は水分摂取ではなく、

暑い所に行かないこと、です。

そして果物。美味しい季節になってきますが、食べ過ぎには十分に気を付けて。

令和6年、夏の後半。

いよいよスタートです。



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※コラムの内容は著者の経験や多くの先生方から知り得た知識を基にしております。医学として高いエビデンスが保証されているわけではございませんので、あくまで一つの見解としてお役立てください。

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