7月に入って、やっと梅雨らしい梅雨がきました。
そして今日は晴れました。思った通り、湿気を多く含んだ、重い空気に包まれました。
朝からジトっと暑い。そうそう、甲府の夏は、毎年こんなんでした。
盆地特有の暑さ、まるでサウナのような蒸し暑さ。
いよいよこの時期だなぁと思いつつ、やはり気がかりなのは、今後増えるであろう「夏バテ」の患者さまです。
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当薬局におかかりになっている患者さまの中でも、
毎年、必ず数名は「夏バテ」の症状が出てしまいます。
これは多分、甲府のせいもあるかと。つまり盆地。
高い山に囲まれた器の中に湿気が充満する。
かつ強い日照りでその湿気がどんどん蒸されていく。
重く息苦しい空気は、まさに夏バテを作り出すうってつけの環境です。
甲府で臨床を始めて以来、たくさんの夏バテ患者さんをみてきました。
おかげで夏バテ治療が、年々板についてきた気がします。
これは夏バテが起こりそうだなと、夏バテを起こしやすい患者さまが分かるようになってきました。
見てすぐわかるというわけではありませんが、お話を聞いていると、ははぁんと、感じる部分があるのです。
そしてそれが分かるのは、だいたいが今時期の体調をお聞きしている時です。
夏バテの大本の原因、体調不良の根っこの部分が、今の時期に作られてくるからです。
梅雨と夏とには、切っても切れない因果関係があります。
だから今時期からの養生が、とても大切なのです。
下のリンクは昨年書いたコラムです。
どうすると夏バテが起こるのかが書いてあります。
今一度お目通しいただきたく、載せたいと思います。
◇養生の実際・夏バテ対策編1 ~はじめに~
◇養生の実際・夏バテ対策編2 ~なぜ夏にバテるのか?胃腸の温存と水分摂取~
◇養生の実際・夏バテ対策編3 ~夏バテは胃腸に始まり胃腸に帰結する~
◇養生の実際・夏バテ対策編4 ~寝ることの意味・睡眠と夏バテ~
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おっと!困ったぞと感じるのは、現在治療中の患者さまが「夏バテ」を起こしてしまった時です。
本来治したい症状をひとまず置いておいて、夏バテの対応を優先しなければなりません。
寄り道が必要になる感じです。治療は道のりですから、少々遠回りをしなければなりません。
だからこそ、養生で予防ができれば、それに越したことはないわけです。
夏に向けて、何が大切で、何を注意した方が良いのか。
夏本番を迎える前の今から是非、ご養生にお努めくださいませ。
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