注意!寝込みを襲われてます。

2021年06月25日

漢方坂本コラム

もう暦では夏。

最近、以下のような症状がある方。

注意です。問い合わせが急増しています。

今日のコラム、かならず最後までお読みください。

〇体がだるい

〇咽が痛い

〇お腹が痛くなる

〇下痢をする

〇胃が痛い

〇頭痛が頻発する

〇腰が痛い

〇おしっこが近い

〇浮腫む

〇足がだるい

〇腕がだるい

〇肩こりがひどい

このような症状、また他の体調不良でもかまいせん。

とにかく「最近体調が悪い」という方。

夜、体を冷やしてはいませんでしょうか??

朝方、寒いなと思って目を覚まし、はいでいた布団をかけなおす。

だれにでもある些細な行動です。しかし思い返してみてください。「さむっ」と思って目を覚ますことはないでしょうか。

これが原因です。

夜間や朝方、体を冷やしてしまうことが原因です。

寒いと思って目を覚ました時点でもう終了です。その日一日、かならず体調が悪くなります。

人は筋肉を活動させている時に熱を産生します。

だから日中は冷えにくい。ある程度からだを冷やしたとしても。

外気によって内臓まで冷えるということは、そうそうありません。

しかし寝ている間は違います。

冷気を受けると、体は芯まで冷えていきます。

睡眠中は、筋肉活動が行われていないためです。

冷えに対して非常に無防備になっているのです。

しかも、寝ている時は少しくらい冷えただけでは起きません。

体がかなり冷えた時点で、はじめて目を覚まします。

だから寒いと思って目を覚ました時点で終わりです。

その日は必ず体調が悪くなる。冷えた内臓を抱えたまま、一日を過ごすことになります。

寝室が暑くて寝にくい季節、夏。

寝るためには適度な涼しさが必要です。窓をあけたりクーラーをかけたりと、何らかの対応をしていだく必要があると思います。

ただ、夜間に体を冷やすとかならず体調が崩れます。

寝室を寝る前にクーラーで冷やしておく、そして寝る時は窓を閉めて、冷房を止めて、からだを冷やさない恰好をして寝る。

そういう配慮を、ぜひ心がけてください。

中には胃やお腹だけに布団をかけているという方もいらっしゃいます。

でもだめなのです。内臓は冷えてしまいます。

足を冷やしたらお腹は冷えます。足で冷やされた血液が、お腹にもどって内臓を冷やしてしまうのです。

だから布団は足もかけること。出すのは足裏くらいにしてください。

特にすねやふくらはぎを冷やすと体がだるくなります。

胸から下にちゃんと布団をかけて寝るようにしましょう。

夏場はどうしても暑くなりますので、

寝る時の室温コントロールはとても難しいと思います。

でもとても大切なことなので、今のうちからいろいろと試してみてください。

とにかく夜間、寝ている間に体を冷やさないようにすること

特に胃腸の病を抱えている方や、寝起きに体調の悪さを感じている方。

これが出来れば、夏場、それだけでも体調を崩しにくくなります。



■参考コラム:「◇養生の実際・夏バテ対策編4 ~寝ることの意味・睡眠と夏バテ~

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※コラムの内容は著者の経験や多くの先生方から知り得た知識を基にしております。医学として高いエビデンスが保証されているわけではございませんので、あくまで一つの見解としてお役立てください。

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