小学校からの幼馴染・Nが、
株式会社ワタショクさんの「ラーほー(※)」を店にもってきてくれた。
前から気になっていた「ラーほー」。
嬉しかった。一度食べてみたかった。
その幼馴染は昭和町で居酒屋を経営していて、
今回の自粛要請を受けて、早々と休業を決断していた。
スタッフとお客さんとを守るためだった。
店主として、苦渋の決断だったと思う。
今回「ラーほー」をもってきてくれたのは、
自分の店の商品を宣伝しているわけではなかった。
お世話になっていたワタショクさんの商品をN自らが購入し、
こういう時だからと、その宣伝も兼ねて知り合いに配っているのだった。
だれもが自分の心配をせざるを得ない状況で、
幼馴染は人のために行動している。とても立派だった。
苦境に立たされた時にこそ人が出るというが、
本当にそうだと思った。小学校のころから変わらない、あったかい男だった。
「たいへんなことになっちゃったね。」
そう言って幼馴染は笑っていた。
色々なものが壊れてしまいそうな時だけれども、
幼馴染Nはぜったいに負けない。そう思った。
何よりも早くこの流れが落ち着いて欲しい。
そしてまた爆笑しながら、Nの店でお酒が飲みたいです。
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※「ラーほー」・・山梨県産のほうとうをラーメンスープで食べるという商品