雨の日、来訪者。

By 2020年7月16日 コラム, 雑記

もともと出不精で一日中家の中にいても苦でない私はそもそも雨が嫌いではありません。

とはいえ好きな雨と嫌いな雨とがあってその違いは気温です。降るならやっぱり肌寒いくらいがちょうど良くて毛布にくるまるくらいがベター、猫がいればベストです。

だから梅雨は冬の次に猫が恋しくなるのですが何故か最近家にノラ猫が来るようになりました。庭に来るとか窓の外にいるとかそういうことではなくて玄関から堂々と家に入ってきてこれでもかというほど家の中をくまなく調べてのち退出。心なしかお腹が大きいのでもしかしたら出産場所を探しているのかしらん、これは大事になりそうだと思案しつつキャットフードを買いました。

運命的な出会いになりそうだと予感していたけれどもどうやらその猫にとってはそうでもないらしい。今でも臆することなく家に入ってくるけれどキャットフードを食べてすぐ帰宅するようになりました。お気に入りの出産場所は他に見つかったのかな、やはり野良猫ですから人に心を許しているわけではないのでしょう、でもその方が安心で人と野良とは本来適度な距離を置くべきだと私は思うからです。

動物が好きだから動物をかわいがるというのもいいけれど基本的にはそっとしておくべきだというのはささやかな私の持論です。人間は自分たちが生きやすくするために他の動物たちを散々生きにくくさせてきましたから動物からしたらそんな私たちに可愛がられたいと思うかな、放っておいて欲しいと思っていても不思議ではありません。

可愛いと思うのは完全にこちらのエゴで彼女(家にくる猫)には彼女の世界があってそこは軽々しく立ち入ってはいけないし彼女の世界を人のエゴで占有するなんてもってのほか。何を求めているのか分からないからこそそこには礼儀があるべきではないかなと思うのです。

今はただ静かな気持ちで彼女と彼女の子供たちの無事を祈りたい。多分、出産はそろそろです。