お彼岸

2019年09月24日

漢方坂本コラム

先日の秋分の日。

墓参りに行ってきました。

台風が運んできた熱気の中、

住職の唱えるお経が心地よかったです。

父が逝ったのは三年前。

不思議なことに、

死の予兆を全く見せない四年前の夏、

父は突然墓の手入れを始めました。

雑草を取れ。南天は抜くな。

炎天下の中、色々と指示されながら手伝ったことを思い出します。

割れた石塀を取り替えないのかと聞いたら、

苔が産してきたからこのままで良い、のだそう。

今思えば、あれはまるで引っ越し先を自分の好みに整えているようだった。

いつ死ぬかわからない。墓はなるべく綺麗にしておこう。

合掌。

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