苦境に立たされた時

2020年04月17日

漢方坂本コラム

小学校からの幼馴染・Nが、

株式会社ワタショクさんの「ラーほー(※)」を店にもってきてくれた。

前から気になっていた「ラーほー」。

嬉しかった。一度食べてみたかった。

その幼馴染は昭和町で居酒屋を経営していて、

今回の自粛要請を受けて、早々と休業を決断していた。

スタッフとお客さんとを守るためだった。

店主として、苦渋の決断だったと思う。

今回「ラーほー」をもってきてくれたのは、

自分の店の商品を宣伝しているわけではなかった。

お世話になっていたワタショクさんの商品をN自らが購入し、

こういう時だからと、その宣伝も兼ねて知り合いに配っているのだった。

だれもが自分の心配をせざるを得ない状況で、

幼馴染は人のために行動している。とても立派だった。

苦境に立たされた時にこそ人が出るというが、

本当にそうだと思った。小学校のころから変わらない、あったかい男だった。

「たいへんなことになっちゃったね。」

そう言って幼馴染は笑っていた。

色々なものが壊れてしまいそうな時だけれども、

幼馴染Nはぜったいに負けない。そう思った。

何よりも早くこの流れが落ち着いて欲しい。

そしてまた爆笑しながら、Nの店でお酒が飲みたいです。



※「ラーほー」・・山梨県産のほうとうをラーメンスープで食べるという商品

【この記事の著者】店主:坂本壮一郎のプロフィールはこちら