買い物

2020年03月20日

漢方坂本コラム

今日のテーマは「買い物」。

上手に買い物をするためにはどうしたらよいのでしょうか。

そんなお話を、独断と偏見とでしゃあしゃあと語ってやろうと思います。

大切なお金を使うのであれば、出来るだけ「良い」ものを買いたいと思う。

その心理はおそらく誰でも共通していると思うし、

今も昔も変わらない、時代を越えた意見だとも思っています。

ポイントは「良い」ものとは何か、ということ。

自分にとって丁度良いものには確かに「良さ」があるし、

所有者によらずその物自体が持っている「良さ」も確かにあるわけで、

つまり何をもって「良し」とするかはとても難しい問題で、

むしろ買い物の難しさは、そのことに集約されてくるのだと思っています。

「良い」ものとは何か。

それを知るためには情報が必要です。

そういう意味で、現代はパラダイス。

無料でいくらでも情報を得ることが出来るからです。

口コミや評価など、それを購入した人の意見もたくさん見れる。

情報の精度もそこそこ良いでしょう。多分。

ある程度高評価の商品ならば、買って損したということはあまり無い気がします。

確かに素晴らしいシステムなのですが、

でもね、と。少し思ってしまうのです。

その買い物って、「勉強」になるのかな・・・と。

「良い」ものとは何か。

この問題は、とても難しい。

今も昔も「良さ」とは何かを人々は追及してきたはずなのに、

未だに定まってない。それほど難しい命題です。

であるならば、「良い」ものとは何かを「勉強」することが必要です。

解答はどこかに落ちているものではなく、

あくまで自分で見つけるもの。買い物をしながら勉強するものです。

その商品を扱っている専門家と話し、

疑問を投げかけ、意見を聞いてもらい、

買って使ったあとの感想を伝え、提案を聞き、

より「良い」ものを選択できるようになっていく。

なるほど「良い」ものとはそういうものなんだなと、

そうやって勉強していけるからこそ、買い物が上手になっていくのだと思います。

「おススメです」という文字に嘘がなくても、

その時だけの買い物にたとえ満足したとしても、

それって、買い物が上手になっているのでしょうか。

情報化社会は、買い物を上手にするシステムなのでしょうか。

コロナウィルスの影響で、景気がどんどん下がっている現在、

本当はどんどん物を買った方が良いという時なのかも知れません。

でもそんな今だからこそ、ちょっと考えてみました。

上手な買い物とは何かについて。

良いものとは何かについて。

【この記事の著者】店主:坂本壮一郎のプロフィールはこちら