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◇養生の実際・夏バテ対策編3 ~夏バテは胃腸に始まり胃腸に帰結する~

胃腸を疲れさせないようにするための「食事の摂り方」は、「腹八分目・お腹いっぱいまで食べない」「ゆっくり良く噛んで食べる」「夜遅くに食べない・夜食べてすぐ寝ない」といった食生活を送ることが重要です。これらは夏バテ予防に関わらず、胃腸を回復させる際に必ず行わなければならない食養生でもあります。

◇養生の実際・夏バテ対策編2 ~なぜ夏にバテるのか?胃腸の温存と水分摂取~

そもそも「夏バテ」って何で起こるのでしょうか?夏に体力を失い、体がバテてだるくなり、満足にご飯が食べられなくなるのは何故でしょうか?結論から申し上げると、「夏バテ」は体が疲れる前に、胃腸が疲労することで発生します。食べたものを消化吸収する力こそが、夏バテを予防するための本質的な力になります。

◇養生の実際・夏バテ対策編1 ~はじめに~

今年は「夏バテ」の方が増えるのではないかと危惧しています。その理由は今にあります。つまり梅雨。実は、夏バテを起こす体は、梅雨の時期に形成されるのです。今年の梅雨は体への負担がとても大きいと感じています。すでに体調を悪くされている方が多い。気温や気圧の急激過ぎる変化が原因です。だから今から気をつけることが大切です。

憧れ

例えば山本巌(やまもといわお)先生の著書『東医雑録』にある「カゼは初発(はじめ)に一服で治せ」という言葉には心底シビれた。しかし、一人だけ、一服で治すのが臨床家じゃなくて、何服で治すかを見極められるのが臨床家なんだよ」語られる先生がいらっしゃいました。脳天に衝撃を受けたのを、今でも覚えています。

最近体調を崩されている方々へ

最近起こりやすくなっている体調不良ですが、おそらく多くが一時的なもので済むと思います。せっかく良くなっているのにと不安に思われている方も、然るべき対応を行えば、必ず落ち着いてきますのでご安心ください。体調が不安定になる理由は「天候」です。天候の急激な変化、これが自律神経を強力に乱しているためです。

体の均衡

治療をしていて思うこと。ちょっと感覚的な話になってしまうのですが、人を診るということは、自分を見ないということによって初めて成り立つ、最近そのことがだんだんと分かるようになってきました。人を診るためには、そういう自分を手放す感覚が、どうしても必要になってくるのではないかなと。

■症例:冷え性・下痢

漢方治療では一つ一つの症状にこそ解答へのヒントがある。だからこそ、患者さまの訴えには何一つ疎かにできない大切さがある。しかし全ての症状を均等に扱っているわけでは決してなく、患者さまが治したい症状、それを改善するために、深く関連している別の症状も見極めなければならない。

【漢方処方解説】桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)・後編

桂枝加竜骨牡蛎湯とは「温泉に入った時に感じる、心地よい脱力感を導く薬」です。血行が良くなることで悩みがどうでも良くなってくる。現実的に起こり得るこの現象こそが、桂枝加竜骨牡蛎湯の薬能の土台になっています。したがって桂枝加竜骨牡蛎湯で治めることができる緊張と興奮とは、血行を促すことで取れるものと言う事ができます。

【漢方処方解説】桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)・前編

今回解説する桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)は、心療内科や精神科領域の病に対して使用される機会の多い処方です。特にパニック障害や自律神経失調症など、不安感や焦燥感(あせり)を伴う病で頻用されています。そして半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)などと同じように、かなり有名な漢方処方の一つでもあります。

6月20日・店主不在のご連絡

誠に勝手ながら、以下の日程にて店主が不在となります。 なお、店は営業しておりますので、お問合せなどございましたら、スタッ...