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【お知らせ】お電話相談が予約制になりました

今週より、お電話でのご相談を「予約制」とさせていただいております。 ■ 遠方相談受付 いただくご質問やお問合せに、丁寧か...

漢方とアート 4 〜理解の先〜

心から「なるほど」と思えるものは、理解ではありません。実感です。その実感を積み重ねることこそが、漢方の本当の理解につながるのだと思います。まず実感すること。理解や知識はその後でいい。自分を取り巻く全てのものから得られる確かな実感こそが、漢方の本質を理解するために必要なものだと、私は思います。

301回目

当薬局のHPがリニューアルされてからそろそろ一年半が経ちます。 定期的に書いているこのコラムも、静かに300回を越えまし...

細部に宿る

漢方処方は細部にこそ真実が宿っています。思えば歴代の漢方家は最終的に必ず本草書(単味生薬の解説書)に手を出す。吉益東洞の『薬徴(やくちょう)』しかり。漢方処方は諸々の構成生薬の相互関係によって薬能を発揮していることに疑いはない。しかし時にその構成さえも凌駕するほどの薬能を一味が発揮するということもまた事実。

■症例:パニック障害・自律神経失調症

「気を使う」「真面目」「内向的」自律神経を乱しやすい人が持つ、性格的特徴なのだという。このような性格だから、自律神経が乱れるのだろうか。性格は決して「病の原因」ではない。治すべきは、絶対に性格ではなかった。この患者さまにおいて治すべきは、あくまで体。このような性格を、スムーズに体現できる体へと導くことである。

最速の山梨

昨日、甲府は30度を越えました。 あっつい・・・。 マスクの中が汗だくになりました。 一昨日まで長ズボンの寝間着を買おう...

お会いすることの大切さ

漢方家は、東洋医学理論を駆使して人体を把握しているわけでは決してない。そういう理論や理屈だけでは人は把握できない。もっと感覚的なものを拠り所にして、人を把握しています。名医と呼ばれる先生方には、このような感覚の鋭さが必ず備わっています。そしてこの感覚の大切さもまた、良く知っておられます。

【漢方処方解説】半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)・後編

半夏厚朴湯は、小半夏湯が持つ二方向性の原型たる薬能を崩さず、あくまで中位の方剤として編み出された基本処方です。そのため実際の臨床においては固定した薬方として考えるべきではなく、半夏・厚朴、生姜・蘇葉の薬能を調節をもって運用するべき処方だと言えるのです。

〇漢方治療の実際 ~本当に効くのか?実際に治している先生方の共通点~

漢方薬は本当に効くのでしょうか?そもそも気を調えるとか、血を調えるとか、漠然とし過ぎていてよくわかりません。今回はこのような疑問に対して、私自身が思う、率直な回答をお示ししたいと思います。治療者、つまり漢方薬の出し手としてではなく、漢方を勉強してきた一学徒としてご説明いたします。

ゴールデンウィーク・休業日のお知らせ

暖かくなってきました。 車なんかに乗っていると、春と言うには暑すぎる、そんな季節になってきました。 外出の自粛が求められ...