漢方坂本コラム

漢方治療の心得 23 〜漢方を知る〜

一番重要なのは、「漢方」を知っているのかどうか。臨床を通じて私はそう感じます。実際に融通無碍ゆうずうむげの運用ができる漢方家の凄さは、ここに集約されるのです。江戸の名医・尾台榕堂(おだいようどう)、昭和の名医・中島随証(なかじまずいしょう)…名医たちは皆、「漢方」を知っていました。

慈雨

近年、一時的な断食・絶食が流行っていますが、私から見たら非常に荒治療です。専門家が近くにいない状況で行うことは、あまりお勧めできません。大地にとって必要なのは定期的な雨。それは胃腸も同じ。定期的に、規則正しく降る雨が、胃腸にとっても必要なのです。

□頭痛・片頭痛 〜なぜ低気圧で頭痛が起こるのか・天気と頭痛との関係〜

「天候に左右される頭痛」=「水毒」=「五苓散」という解釈。しばしば目にするこの解釈では、この手の頭痛を改善することは出来ません。これはおそらく漢方を専門とする多くの先生方が感じていることです。そこで今回は、天候に左右される頭痛というものを漢方家はどう解釈し、治療を行っているのかを解説していきたいと思います。

歴史に残るもの

田村正和さんが亡くなった。 間違いなく昭和を代表する俳優のお一人だろう。詳しくはないが好きだった。刑事コロンボのオ...

あ、来るなこれ。

これからの時期、確実に「風邪」が流行りだします。暖かくなるとともに、湿気をまとい出すこの時期。そして日中暑いくらいだけど、夜と朝は冷え込む。そんな今の時期。毎年毎年、必ずと言ってよいほど風邪をひく患者さまが増えてくるのです。喉の痛みから始まる。そんな風邪が増えてくるのです。

◆漢方治療概略:「月経痛・生理痛」

月経は女性が自身の健康を維持するための大切なメカニズムである一方、心身ともに負担を強いるものでもあります。特に月経時の腹痛(月経痛・生理痛)はその最たるものです。漢方薬は痛みを抑えるだけでなく、根本的に痛みを生じにくい状態へと導くことが可能です。

梅雨が始まる 2

先日、梅雨に起こりやすい体調不良として、胃腸の乱れと、疲労倦怠感とを解説いたしましたが、他にも注意するべき病がいくつかあります。まずは皮膚病。湿気の季節、皮膚の病はとても悪化しやすくなります。皮膚と湿気とには深いつながりがあって、湿度が高いと、それだけで皮膚の病は治りにくくなるのです。

□アトピー性皮膚炎 2 ~漢方治療の現状と新しい試み~

アトピー性皮膚炎のような「漫然と継続し続ける炎症」に対して、ひとつの解決策が隣国・中国で提示されていました。中国清代において書かれた『温病条弁うんびょうじょうべん』。その中で提示されていた概念、「温病理論うんびょうりろん」です。

□アトピー性皮膚炎 1 ~どういう治療が行われてきたのか・漢方治療の変遷~

アトピー性皮膚炎はここ半世紀の間に急増してきた疾患です。古典から治療方法を導き出す漢方では、こういった新しい病に対しては未だ治療方法が一定していないというのが現実です。しかしだからこそ新たな試みが続々と誕生しているという側面もあります。

梅雨が始まる

人は梅雨になると、様々な体調不良を起こす可能性が出てきます。大きく分ければ「胃腸が乱れてくる」「体が重くなり疲労感が強くなる」といった2つの症状に集約されるかと。良く起こることなので、言われるまでもなくすでに自覚されている方も多いと思います。
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