漢方坂本コラム

冷えるの嫌だな・・という季節

「冷え性治療」とネットで検索すると漢方のサイトがたくさん出てきます。それには理由があります。まず冷え性は検査で異常が見つけられないものが多く、その場合漢方治療が第一選択的に選ばれやすいから、そして冷え性は漢方治療で緩和されることが実際に多いから、です。

師匠の勉強会

今年の4月から、東京にいる師匠の新しい勉強会に参加させてもらっている。 座学に終始していた20代の頃の私に、臨床のいろは...

お問い合わせ

甲府という小さな街で漢方薬局を営んでいるにも関わらず、 ありがたいことに県内のみならず、県外からもお問い合わせを多くいた...

富士の化粧

富士山の頭に雪が乗りました。(初冠雪は10月22日でした) その様子を写真に収め、皆さまにお見せしたかったのですが、 昨...

■症例:後鼻漏(慢性副鼻腔炎)

今回の患者さまの場合、ポイントになるのは「胃」。胃を刺激する食べ物で後鼻漏が悪化するのである。鼻の「淀み」と不調を抱えた胃、これら両者が互いに関連して起こることがある、という経験則に基づいた事実である。私は副鼻腔の「淀み」を洗い流すと同時に、スムーズな胃活動へと導く薬方を出した。

台風19号による影響・各移動手段の運行状況について

台風19号の影響で、遠方よりお越しになられる患者さまに大変なご迷惑をおかけしております。 JR中央本線は、今のところ特急...

漢方治療と話を聞く事

漢方は未だ血液検査や画像検査のない時代に発展してきました。そのため、目で見たり、話を聞いたりすることでお体を把握する事が基本になります。だから漢方治療を行うならば、必然的にお話を良く聞かなければなりません。時間をかけてお話を聞かないと、お体の状態を把握する事が出来ないのです。

□蓄膿症・後鼻漏・慢性副鼻腔炎 ~漢方薬で治る?その実際のところ~

鼻の奥、つまり鼻腔やそのさらに奥である副鼻腔に慢性的な炎症を生じ、痰や膿が詰まる慢性副鼻腔炎や蓄膿症は、鼻づまりや後鼻漏(鼻の奥から咽に痰が垂れる症状)、さらに顔面の痛みを発生させます。慢性副鼻腔炎や蓄膿症、またそれに伴う鼻閉や後鼻漏を治療していく時、最近では漢方治療が選択されやすくなってきました。

温毒の気

徐々に冬の気配をうかがわせる気温の低下、にも関わらず空気に湿り気を帯び、ややもすると暑いなと感じるときもある。温毒(うんどく)を招来する天候です。特に、喉に影響を及ぼします。このような空気のときは咽頭炎や扁桃腺炎がこじれて悪化しやすくなります。寝不足・飲酒・タバコに気をつけてください。

治らない病に悩まれている方へ

病院にて治療を受けるも充分に改善されていない、という方々にとっては、第2・第3の手段として漢方治療を是非検討してみてほしいと思う。西洋医学が強力な第一選択的医療として存在している現在、そこで救われなかった時に受ける患者さまの気持ち。全ての医療に見放されたような気持ちになるはずです。しかし第2・第3の医療としてその救いになる可能性が、漢方治療にはあります。