■症例:多汗症・のぼせ 18歳の男の子。日常的に、とにかく汗が止まらないと困られていた。お話ししている最中でも、ずっと頬に赤みをさしているのが印象的たった。良く聞くと、口が渇くという。主にお小水の出方について詳細なヒアリングを行い、漢方治療を開始した。今日が4回目の来局となる。 2019年06月29日
これから漢方を志す方々へ 12 「中医学」と「漢方(日本伝統医学)」どちらを勉強したら良いでしょうか?という疑問に対して。回答は、「両方」、です・・・。そしてどちらが先だって良い。要は、両方知ることが大切です。中医学を知ると、漢方(日本伝統医学)のことがより深くわかります。漢方(日本伝統医学)のことを知っていると、中医学のこともさらに深く理解することができます。そして大切なことは、漢方も中医学も、決して完成されたものではない、ということです。 2019年06月17日
これから漢方を志す方々へ 11 「中医学」について。今まで解説してきた本は、ほとんどが日本で培われてきたものを主にしています。しかし昭和時代中頃から後期、そして平成に移るにつれて、いわゆる「現代中医学」の理解が日本でも急速に進んできました。そして今では「中医学」を主として診療に当たられている先生方が相当数おられると思います。「中医学」と「漢方(日本伝統医学)」、どっちを勉強したら良いでしょうか? 2019年06月15日
これから漢方を志す方々へ 10 『傷寒論(しょうかんろん)』や『金匱要略(きんきようりゃく)』そして『黄帝内経(こうていだいけい)』といった東洋医学の思想・哲学を構築するための礎(いしずえ)になる古典。漢方を勉強するにあたって重要であることは分かるけれど、漢文であったり内容が難解であったりします。そんな古典の読み方。そして古典はいつ読むべきなのか。自身の経験を踏まえて、独断で言わせてもらえば、「常に、読む」これが回答です。 2019年06月15日
これから漢方を志す方々へ 9 古典はいつ読むの?という疑問について。およそ2000年前に書かれた『傷寒雑病論』や『黄帝内経』などの古典は、漢方を勉強していくにあたって避けては通れない本です。より本格的に勉強する、漢方の専門家になる、という意気込みがあるなら、古典に親しむことは絶対条件だと思います。 2019年06月12日