漢方坂本/坂本壮一郎|note(有料記事)

漢方の知識や技術を身につけたい方に向けたコラムです。当薬局HPではお伝えしきれない、より専門的な内容をお届けします。
※中級者以上の方を対象としております。東洋医学の基礎をある程度習得されてからお読みいただくことをお勧めいたします。

漢方坂本/坂本壮一郎|note

漢方の知識や技術を身につけたい方に向けたコラムです。当薬局HPではお伝えしきれない、より専門的な内容をお届けします。※中級者以上の方を対象としております。

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《note》「過敏性腸症候群」における漢方治療の実際

漢方坂本/坂本壮一郎@notenoteに以下の記事をアップしました・・・【脱マニュアル化すること】過敏性腸症候群(IBS...

《note》五苓散と苓桂朮甘湯の違いを理解しているか

強い口喝があるのにもかかわらず、五苓散ではなく苓桂朮甘湯で対応するべき時がある。五苓散と苓桂朮甘湯、両者の鑑別は、教科書的に言えば口喝の有無ですが、臨床では、必ずしもそうとは限りません。両者の見極めは、より根本的なところを見る必要がある。今回のnoteでは、そこを解説してみました。

《note》咽痛だけじゃない・銀翹散の応用と使い方の妙

咽の痛み止めとして有名な銀翹散。以前に詳しく解説しています「【漢方処方解説】銀翹散(ぎんぎょうさん)」をさらに深堀りしていきたいと思います。銀翹散は咽痛とか風邪とか、そういう一時的な症状に頓服的にしか使われないイメージがありますが、そうではなく長服することで慢性炎症を緩解へと導く使い方もできます。

《note》桂枝加竜骨牡蛎湯が効く典型例と見極めのコツ

見て初めて「なるほどな」と感じるものがある。しかしそれを書き伝えることは大変難しい。ここが漢方の勉強の難しさでもあります。そこで一つの試みとして、「典型例を伝える」ということをやってみたいと思います。第一回目は私も良く使う処方「桂枝加竜骨牡蛎湯」について解説していきます。奥深い処方です。

■症例:寒冷蕁麻疹(かんれいじんましん)

今回の蕁麻疹は、温まれば治る。疑いようのない事実として、まずはそれがある。そして蕁麻疹の色。決して強い赤味ではない、淡い桜色の膨疹。則ち漢方をもって体を温め、血流を促すことが出来れば、この蕁麻疹は消える。ではどうやって体を温めるのか。漢方ではその人に必要な、その人に響く温め方を選択しなければ温まることはない。

【漢薬小冊子】厚朴(こうぼく)《note》

漢方の基本に則れば、生薬の作用にはそれぞれ方向性というものがあって、それを「昇降浮沈」といいます。香りの強いものは「昇り・浮く」という性質をもちますが、なぜか「沈降」の性質をもつものがあります。降気の主剤、厚朴。気であるにも関わらず、なぜか浮かず、下へと降ちる。今回はその辺りの謎に、少しだけ迫ってみたいと思います。

《note》柴胡剤や竜骨牡蛎剤では治らない自律神経失調症への対応方法

今回のnoteでは自律神経失調と聞けば即剤に想定される方剤郡、例えば柴胡剤や竜骨牡蛎剤、また半夏厚朴湯などの蘇葉剤、そういったもの以外で、是非頭に入れておくべき漢方薬と、その効かせ方とをお伝えいたします。漢方には「博く衆方を采(と)る」という言葉があります。まずは使える薬を増やすことが大切です。

《note》師匠に提出した宿題【補中益気湯創方の意図】

補中益気湯は、数ある処方の中でも、作者自らが創方の意図をはっきりと文章に残している珍しい薬です。故にこの処方を知り、その正しい使い方を習得するためには、作者である李東垣の言葉を読み解く必要があります。ただしこの文章、物凄く分かりにくいのです。山本巌先生も「美麗で流調だが難解」と表現されています。

《note》清暑益気湯エキス顆粒剤はこれをやると良く効くようになります

夏バテに使われる漢方薬として有名なものに「清暑益気湯」があります。その名の通り、暑さに負けた時に使う薬です。しかし、これを効くように使えていないのが現状です。清暑益気湯には「使い方」「効かせ方」があります。今回のnoteでは、そんな清暑益気湯の使い方のコツを解説していきます。

《note》抑肝散・加味逍遙散が効かないイライラ・次の一手

次の一手が、用意されているかどうか。漢方治療を行う上で、腕を決める要素の一つです。イライラに抑肝散が効かなかった、加味逍遙散が効かなかった、ではその次に、どう考えて薬を変化させていくのか、その方法を用意しておかなければいけません。今回のnoteでは、そういった治療のコツのようなものを解説していきます。