生活・養生

天気と抑うつ状態

今回の体調悪化は、7月や8月に起こっていた天候不良とは少々違い、やや独特な様相を、帯びています。頭痛や息苦しさ、胸の詰まりや耳鳴り、不眠といったいつもの症状を伴いつつも、体がとにかくだるい・やる気がおきない、といった「だるさ」が全面に出ている印象があります。そして、「抑うつ状態」を併発しているということです。

雨天・曇天 心身の乱れに注意!

最近続いている長雨で、不安感や焦り、うつ症状など、感情面での症状の他、めまいや動悸、息苦しさや吐き気、頭痛や耳鳴りなど、自律神経を介した心身の症状が、強力に悪化しはじめています。今回のコラムでは、そんな自律神経の乱れを介在させている皆さまへ緊急にお伝えしたいことがあります。

水にやられる夏・水の飲み方について

夏には夏の体調管理があり、そして夏には夏の、自律神経の整え方があります。ポイントはいくつかありますが、今日は「水」について。前回のコラムでお話したように、夏になると水に対して胃腸が非常に敏感になります。夏は体が自然と体内の熱を外に放散しようと働きます。したがって内臓が冷えやすく、そして胃腸が疲れやすくなります。

酷暑だからこそ

梅雨があけたとしても、夏は夏で体調を崩す方がどんどん増えてきます。夏バテ、食欲の低下、体のだるさや浮腫み、息苦しさや動悸、下痢や胃もたれなどなど。これらの症状は全て繋がっていて、ある共通した体調の乱れから生じることが多いものです。夏の体調不良の原因。それは「冷え」です。

◇養生の実際・梅雨 ~梅雨の体調不良と守るべき養生~

梅雨の時期になると、この時期特有の体調不良を起こしてしまう患者さまが、必ず増えてきます。特に偏頭痛や起立性調節障害、自律神経失調症やパニック障害、潰瘍性大腸炎などの消化器の病や、ニキビやアトピー・蕁麻疹などの皮膚病に至るまで、さまざまな病がこの時期に悪化しやすくなります。

6月といえば

梅雨。湿気が深まる季節。湿気をはらんだ冷えや暑さ。この不快な季節特有の体調不良を、是非とも予防していきたい所です。まずは何よりも、水分摂取の「過多」に気を付けてください。確かに咽が乾けば水分摂取は必要ですが、飲み過ぎは禁物です。がぶ飲みもダメ。口の中で溶かすように、一口一口ゆっくりと飲んでください。

人と天候

現在、急激かつ強力な低気圧が近づいてきています。パニック障害にて治療中の方々や頭痛・片頭痛、メニエール病などの回転性めまいやフワフワとしためまい、耳鳴りや耳閉感を治療中の皆さまなどに、一時的に乱れが生じるはずです。しかし、急激な悪化が天候によるものである以上は、かならず天候の波と共に症状も落ち着いてきます。

連休明けと五月病

「五月病」とは良く言いいますが、正式な病名ではないものの、五月は確かに心身の乱れが起きやすい季節だと感じます。急激な暑さは少なからず体に負担をかけます。気温によって変化する血流が、一時的に乱れるからです。そして血流は自律神経によって調節されているため、血流が乱れると自律神経も同時に乱れてきます。

私の顔・自然の顔

今回の天候の悪化は、急激な寒暖差と、急激な気圧差がダブルパンチで降りかかってきています。そのため乱れる症状も多岐にわたっています。頭痛や耳鳴り、痰や咳などの呼吸器、動悸や息苦しさなどの循環器、吐き気や胃痛などの消化器。さらに膀胱炎などの泌尿器、不安感やイライラといった精神症状、また全身倦怠感やほてり・酒さや不眠など。

花粉症の原因、花粉だけに非ず。

春になると鼻炎が起きて鼻がつまったり、目が痒くなってきたりします。花粉症の原因は当たり前ですが花粉です。なのですが、花粉の飛散量に関わらず、急激に暖かくなった時ほど花粉症は強く起こるものです。これは、急激に暖かくなることで、身体外部に充血が起こりやすくなる点がかなり関与していると思います。