漢方とアート

漢方とアート 7

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ファッションは色あせても、スタイルは永遠のものだ。 -イヴ・サン...

漢方とアート 6

融通無碍(ゆうずうむげ)。漢方の世界では、治療に長けた先生方の処方運用をしばしばこう表現します。一つの見方・考え方にとらわれるのではなく、自由自在にものを見、考え方を変える…。どんな病であっても個人差があり、その差を見決めるためには疾患というカテゴリーから時に思考を外さなければなりません。

漢方とアート 5

自分たちがやっていることの良さを、外に向かってアピールすることが普通なのに、日本人はそれをわざとしない。日本人の芸術や芸能といった文化の育み方には、このような面白い特徴があるという。そして漢方の書籍にも、こんな排他的文化が滲んでいると私は思っている。

漢方とアート 4

心から「なるほど」と思えるものは、理解ではありません。実感です。その実感を積み重ねることこそが、漢方の本当の理解につながるのだと思います。まず実感すること。理解や知識はその後でいい。自分を取り巻く全てのものから得られる確かな実感こそが、漢方の本質を理解するために必要なものだと、私は思います。

漢方とアート 3

仮に芸術を「表現者あるいは表現物と、鑑賞者が相互に作用し合うことで、精神的・感覚的な変動を得ようとする活動。」と定義するならば、私にとって漢方とは芸術そのものです。一つ一つの漢方処方(表現物)は、それを学び理解するたびに、私たち漢方家に感動を与えます。

漢方とアート 2

西洋医学では診断方針や治療方針が正確に定まっていなければなりません。これがすなわち各疾患の「ガイドライン」です。一方で、東洋医医学の場合。○○湯でも△△湯でも、同じように病が改善していくことがあるのです。つまり解答が違ったとしても、両者ともに正解になり得る。「漢方は科学(サイエンス)というよりも芸術(アート)に近い」これが東洋医学の特徴であることは確かです。

漢方とアート 1

「漢方は科学(サイエンス)というよりも芸術(アート)に近い」確か大塚敬節(おおつかけいせつ)先生の著書の中の一節だったと思うのですが、この時目にした「漢方はアートだ」という言葉は、今もなお私の漢方に対する考え方の根幹を形作っています。
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