《note》難しい処方・柴胡加竜骨牡蠣湯の具体的な使い方、効かせ方 柴胡加竜骨牡蛎湯は、当薬局において頻用処方であると同時に、知るべき重要な「型」の一つです。すなわち柴胡加竜骨牡蛎湯という処方、その「型」を、実際にどのように運用していけば良いのか。柴胡加竜骨牡蛎湯は飲んだけれども効かなかったという話をしばしば耳にする処方です。そんなことはありません。使い方一つで効果は変わります。 2026年05月01日
生きた知識 生薬にはそれぞれ好き嫌いがあります。好きな場所や好きな温度、好きな土と好きな風があります。なぜならば生薬は生きているからです。人間と同じ。本には乾燥を好むと書いてあったとしても、どの程度の乾燥なのか、どういう土の感触なのか、そういう体感を含んだ知識というものは、なかなか本では載せることができません。 2026年04月28日
《note》千金内托散の現代応用・難治性の副鼻腔炎に応用する際のコツ なかなか治りきらない長期化する副鼻腔炎に対して。後鼻漏がずっと続いて治らないとか、事あるごとに副鼻腔炎をすぐ起こしてしまうとか、鼻茸がとってもすぐ再発するとか、夜になると鼻閉が止まらないとか。そういう慢性副鼻腔炎や好酸球性副鼻腔炎といった病において、千金内托散(せんきんないたくさん)は使うべき場のある処方です。 2026年03月25日
《note》帰脾湯・加味帰脾湯はなぜ精神症状に効くのか 帰脾湯は「心脾顆粒」という名称で薬店で販売されています。また加味帰脾湯は保険薬でも用意されています。漢方を勉強されている医師や薬剤師であれば、こぞってこの薬を使います。それだけメンタルの分野においては基本的な処方です。ただしだからこそ、やや一律的に使われている感が否めません。 2026年03月03日
本を書いてます 感性。私は漢方、ないしは東洋医学を生業にする者にとって、この能力は絶対に外せないものだと考えています。明らかに、腕の良し悪しは「感性」に依存しています。だから私は、これを本にしたいと思いました。決して何かを教え、知識を増やすような内容ではありませんが、読後に残る余韻に、漢方の気配と薫りとを感じて頂ければ幸いです。 2026年02月17日
《note》【傷寒論独話】~病名治療を否定する人 傷寒論読めてない説 ~ 【傷寒論独話】~病名治療を否定する人 傷寒論読めてない説~ をnoteにアップしました。『漢方診療医典:診察の方式 A.近代医学の診断と漢方医学の診断』では、病気の本態が不明のもの、いくつもの病気が混然としているようなものでも、漢方流の診断では、はっきりした治療方法が生まれてくる。との記述があります。 2026年01月27日
《note》【傷寒論独話】~素読は本当に必要か~ 聖典『傷寒論』。ことに東洋医学・漢方を臨床として用いるならば避けては通れない古典です。説明不要のこの聖典を私も長く長く読み込む中でなるほどという部分とまだまだ分からないという部分とが綯ない交ぜになっています。初回は素読(そどく)について。『傷寒論』をとにかく暗唱できるようになるまでただ読み込むこと、その意味について。 2025年12月03日
スイッチOTCと漢方 スイッチOTCの動きがさらに加速するという話が出ている中で、やり玉に挙がっているのが漢方薬。今まで医師が保険薬として扱ってきた漢方処方のいくつかが、保険で出せなくなると同時に、薬局で購入できるようになる。そのメリット・デメリットはどの立場から見るかによって違います。今回のコラムでは、そこについて深く考えてみたいのです。 2025年11月18日
《note》五苓散と苓桂朮甘湯の違いを理解しているか 強い口喝があるのにもかかわらず、五苓散ではなく苓桂朮甘湯で対応するべき時がある。五苓散と苓桂朮甘湯、両者の鑑別は、教科書的に言えば口喝の有無ですが、臨床では、必ずしもそうとは限りません。両者の見極めは、より根本的なところを見る必要がある。今回のnoteでは、そこを解説してみました。 2025年10月15日