《note》五苓散と苓桂朮甘湯の違いを理解しているか 強い口喝があるのにもかかわらず、五苓散ではなく苓桂朮甘湯で対応するべき時がある。五苓散と苓桂朮甘湯、両者の鑑別は、教科書的に言えば口喝の有無ですが、臨床では、必ずしもそうとは限りません。両者の見極めは、より根本的なところを見る必要がある。今回のnoteでは、そこを解説してみました。 2025年10月15日
《note》咽痛だけじゃない・銀翹散の応用と使い方の妙 咽の痛み止めとして有名な銀翹散。以前に詳しく解説しています「【漢方処方解説】銀翹散(ぎんぎょうさん)」をさらに深堀りしていきたいと思います。銀翹散は咽痛とか風邪とか、そういう一時的な症状に頓服的にしか使われないイメージがありますが、そうではなく長服することで慢性炎症を緩解へと導く使い方もできます。 2025年10月02日
《note》桂枝加竜骨牡蛎湯が効く典型例と見極めのコツ 見て初めて「なるほどな」と感じるものがある。しかしそれを書き伝えることは大変難しい。ここが漢方の勉強の難しさでもあります。そこで一つの試みとして、「典型例を伝える」ということをやってみたいと思います。第一回目は私も良く使う処方「桂枝加竜骨牡蛎湯」について解説していきます。奥深い処方です。 2025年09月11日
《note》柴胡剤や竜骨牡蛎剤では治らない自律神経失調症への対応方法 今回のnoteでは自律神経失調と聞けば即剤に想定される方剤郡、例えば柴胡剤や竜骨牡蛎剤、また半夏厚朴湯などの蘇葉剤、そういったもの以外で、是非頭に入れておくべき漢方薬と、その効かせ方とをお伝えいたします。漢方には「博く衆方を采(と)る」という言葉があります。まずは使える薬を増やすことが大切です。 2025年08月01日
《note》師匠に提出した宿題【補中益気湯創方の意図】 補中益気湯は、数ある処方の中でも、作者自らが創方の意図をはっきりと文章に残している珍しい薬です。故にこの処方を知り、その正しい使い方を習得するためには、作者である李東垣の言葉を読み解く必要があります。ただしこの文章、物凄く分かりにくいのです。山本巌先生も「美麗で流調だが難解」と表現されています。 2025年07月12日
《note》清暑益気湯エキス顆粒剤はこれをやると良く効くようになります 夏バテに使われる漢方薬として有名なものに「清暑益気湯」があります。その名の通り、暑さに負けた時に使う薬です。しかし、これを効くように使えていないのが現状です。清暑益気湯には「使い方」「効かせ方」があります。今回のnoteでは、そんな清暑益気湯の使い方のコツを解説していきます。 2025年07月03日
《note》抑肝散・加味逍遙散が効かないイライラ・次の一手 次の一手が、用意されているかどうか。漢方治療を行う上で、腕を決める要素の一つです。イライラに抑肝散が効かなかった、加味逍遙散が効かなかった、ではその次に、どう考えて薬を変化させていくのか、その方法を用意しておかなければいけません。今回のnoteでは、そういった治療のコツのようなものを解説していきます。 2025年06月21日
《note》五苓散が効く起立性調節障害(OD)の特徴 noteに新しい記事をアップしました。五苓散が効くタイプの起立性調節障害の患者さまと、その見極めのポイントを解説しております。五苓散は、現在起立性調節障害において比較的良く使われている薬です。ただし、あまり効いているという話を聞きません。しかし、あるタイプの起立性調節障害では、五苓散が即効性をもって奏効していきます。 2025年06月04日
五運六気 健康とは、地球環境・自然との同調により成し得るものだと考えることができます。東洋医学でいう陰陽とは、元をたどればおそらくそういうことです。自らの陰陽を自然界の陰陽に同調させるという考え方。とどのつまり、自らの小さく不安定なバランスを、より雄大で安定した存在が放つバランスに同調させなさいという教えなのです。 2025年06月02日
想像を続ける理由 漢方において、その創作者の意図を理解せずに薬を使うということは、何か知らないけどこうやって使えって書いてあるから使いました、ということ。歴史を知る人、紐解く努力をしている人とそうでない人とでは、処方の使い方、すなわち治療方法が全く違ってきます。ただし、今回、私が本当に言いたいことはここから先にあります。 2025年05月22日