盆中のお休みについて 8月11日~16日

誠に勝手ながら、下記期間中お休みを頂きます。 皆さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い...

注意・夏場の台風

おそらく今後台風が近づいてくるにつれて、影響はメンタルだけでなく、体のほうにも及んでくすはずです。今はまだ肩こりやだるさ、ちょっとした立ちくらみや胃の不快感程度で済んでいるものの、ここから先より大きな波により、めまいや強い倦怠感、耳鳴りや頭痛、吐き気や腹痛・下痢などを引き起こしてくるでしょう。

夏場の養生 その大原則

暑いところに行くとすぐだるくなる。食欲がない。果物などの水っぽいものは食べられるけれど、肉などは匂いをかぐのは気持ち悪い。体の芯が熱っぽく、だるい。頭痛やめまい、不眠や不安感など、もともとの症状が悪化し始めている方もいらっしゃいます。夏の養生。ここで、もう一度おさらいしていきましょう。

【漢方処方解説】呉茱萸湯(ごしゅゆとう)

頭痛・片頭痛、胃痛・月経痛、下痢、脚気衝心(かっけしょうしん)、心臓性喘息、パニック障害、ホットフラッシュ・酒さ・酒さ様皮膚炎などで用いられることのある呉茱萸湯(ごしゅゆとう)。数多の薬の中でも、呉茱萸は特殊な生薬で、今ではなくてはならない生薬の一つになっています。呉茱萸を使わなければ治らないという病態が存在するからです。

◇養生の実際・梅雨から夏 ~起こりやすい症状とその対策~

夏は暑いというだけでなく、湿気が絡むという点がポイントです。暑さと湿気による体調不良。湿気が体に与える影響は一種独特です。夏の影響、湿気による体調不良には「下痢・便秘・胃もたれ・食欲不振」や「だるさ・疲労倦怠感」のほか、「湿疹・皮膚炎」、「風邪・感染症」が挙げられます。養生をもう一度、徹底していきましょう。

臍下にグッと

天候は、人体に、病に、強い影響を与えます。天候によって症状が乱れるという感覚は、治療の始めでは感じにくいものです。始めは常に調子が悪いからです。しかし、調子の良い日が出てくると、今度は何によって体調を崩すのかが分かりやすくなってきます。治療によって良くなるごとに、天候の影響が分かりやすくなってくるのです。

後から気が付く

なぜ自律神経は、自律して働いてくれているのでしょうか。人間は自分の意志で生きているように見えて、実はそれだけでは生きてはいけません。全自動であらゆる刺激を感知し、そこから然るべき動きを導く自律神経の働き。そういう神秘を宿しているのが人間です。意識の向こう側にこそ、それがあるということです。

最悪の梅雨入り

梅雨の体調不良。梅雨になると増えてくる症状があります。まずは「胃腸の乱れ」。次に「だるさ」です。さらに、体の不調は必ず精神にも影響を与えます。つまり梅雨による体調不良は、気持ちの乱れも誘発してきます。乱れる時期だからこそ、食事・睡眠・運動の養生基本三原則をもう一度見直していきましょう。

漢方治療の経験談「月経前症候群(PMS)治療」を通して

月経前症候群(PMS)は、漢方治療をお求めになる方の多い疾患です。そして当薬局にご相談に来られる方の多くは、生活に支障が出るほどの強い症状を起こされている方々です。ただしこの病は、そこまで強い症状がなくとも治療をお勧めしたいと感じます。PMSでは、良くなってみて初めて気が付く、「生活の楽さ」というものがあるからです。

漢方治療の心得 33 ~臨床のセンス~

東洋医学を勉強している時に、最初にぶつかる壁は「言葉」だと思います。陰陽や表裏といった、東洋医学独特の言葉は、考え方を構成する大切な要素であると同時に、大変曖昧な概念です。今回は東洋医学の言葉を理解するためにはどうしたら良いのかを、私の考えではありますが、少しお話ししていきたいと思います。