いまさらですか? という話をしてしまうのですが、
しばらく前から私、アニメにハマっています。
もともと漫画が大好きで、学生のころは漫画ばかり見てきました。
その流れでアニメも見てはいました。ちょうどエヴァがテレビでやってた頃かな。
そして20代、東京に行ってからは通勤で見れるという理由で小説に移行し、
30代、甲府に帰ってきてからは、ほとんど漢方の本しか読んでいませんでした。
そして40代、昨今のアニメを見て驚いた。
20年のタイムラグがあるから、知識はほぼ化石ではあります。だからかも知れないけれど、いやぁアニメ、面白いです。
ちょっと鼻白んでいた自分が恥ずかしい。巨人も鬼滅も呪術廻戦も、なんだこれすごく面白いじゃないかと。もっと他にも沢山あるけれど全部面白い。
まだまだ沼とまではいかないけれど、池くらいには落ちています。今度はアニメから原作という流れで、学生時代よろしく漫画に戻りそうです。
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もんのすごいおじさんの見方かもしれないけれど、
最近のアニメからは、やっばり過去の漫画・アニメの影響を感じてしまいます。
このひとはきっと井上雄彦の影響を受けているんだろうなぁとか、庵野秀明の影響はこういう所にまで及んでいるんだなぁとか、それほど詳しくない私でさえ、一丁前に感じることがあるのです。
そして、そういうことが、すごく大切なんだなぁと。すごいなぁとも、感じました。
例えばこの前初めてみた呪術廻戦は、ちょっと見ただけだと大筋の流れはNARUTOと東京グールを合わせた感じぽかった。パクリとまではいかないけど近かった。そんな印象がありました。
でも面白いもんね! 似ていても全然問題なし。そう思えるのは、漫画やアニメがちゃんと文化として繋がり、成長してきたからじゃないかなと思うんです。
たとえ要素が似ていたとしても、文化として業界が日々成長しているから。ちゃんと面白いと思えるクオリティを出せているんだろうなぁと。
「文化」というものの力を、まざまざと感じたのです。
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文化、ね。
漢方は、どうなんだろうなと。
ちゃんと、文化として成長できているのか。
アニメの凄さを見て、なんだかちょっとセンチメンタルな気持ちになりました。
私が今こうして漢方の腕を磨けているのも、沢山の先生方からさまざまなことを教えて頂いてきたからに他なりません。
そしてその先生方も、その前に先生方に教えてもらっていた。そういう繋がりが脈々と続いてきたからこそ、今も漢方が残っているわけで。
昔から日本には漢方という文化がちゃんとあって、
漢方が面白い、興味深いと思う若い人たちが沢山いて、
そういう人たちがまた、文化を面白みのあるものに成長させていって、
私はその恩恵を受けている一人であるわけで。
だとしたらちゃんと文化として漢方を残す努力を、私もしていかなければならないよなと。
広がっているようで、本当かなと勘ぐりたくなるような現状だからこそ、
新年あけて今年の目標というか、いや今年中に始められる気はまったくしないけれど、これからの目標にしていかなければと。
最近、漢方にすごく興味があるという患者さまが何人か立て続けて来られました。
とても嬉しかった。だからということもあって、
なんか勝手に身分不相応な責任感を意識したら曲がり気味の背筋が伸びました。
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