養生の実際

◇養生の実際・冬 ~冬場の脱水?・暖房器具に注意!~

冬でも、急激に脱水を起こしてしまうケースがあります。特にお年を召した方や、起立性調節障害などを患われているお子さまなど。頭痛やめまい、だるさや浮腫み、動悸や息苦しさ、また不眠や下痢や腹痛を起こす方もいらっしゃいます。寒い冬に暖房は必須です。ただし、寝ている間も暖房をかけ続けることは避けましょう。

◇養生の実際・梅雨から夏 ~起こりやすい症状とその対策~

夏は暑いというだけでなく、湿気が絡むという点がポイントです。暑さと湿気による体調不良。湿気が体に与える影響は一種独特です。夏の影響、湿気による体調不良には「下痢・便秘・胃もたれ・食欲不振」や「だるさ・疲労倦怠感」のほか、「湿疹・皮膚炎」、「風邪・感染症」が挙げられます。養生をもう一度、徹底していきましょう。

◇養生の実際・秋 ~夜間の冷え込みと悪化しやすい症状~

夏から秋へ。そんな気配が感じられる今日この頃。秋を気持ちよく過ごすためには、夜の間、いかに体を冷やさないかが重要です。今回のコラムでは、秋に起こりやすい体調不良「咽の痛み・風邪」「腹痛・下痢・便秘」「排尿障害・膀胱炎・間質性膀胱炎」「顔のほてり・酒さ・酒さ様皮膚炎」を取り上げます。

◇養生の実際・梅雨 ~梅雨の体調不良と守るべき養生~

梅雨の時期になると、この時期特有の体調不良を起こしてしまう患者さまが、必ず増えてきます。特に偏頭痛や起立性調節障害、自律神経失調症やパニック障害、潰瘍性大腸炎などの消化器の病や、ニキビやアトピー・蕁麻疹などの皮膚病に至るまで、さまざまな病がこの時期に悪化しやすくなります。

◇養生の実際 ~食養生がなぜ大切なのか・胃腸の役割とその乱れ~

養生はその意味を知ることが極めて重要です。意味を知った上で行うからこそ、継続して無理なく行うことができるからです。胃腸にまつわる疾患はもちろんのこと、自律神経失調症やパニック障害、更年期障害や酒さ・赤ら顔などにお困りの方にとっても、病を改善へと導くために、とても大切です。

◇養生の実際 ~食養生を指導させていただいた全ての方へ~

本気で病を改善しようとする時、食生活の改善をしていただかなければ、どうしても完治へと向かわないという方がいらっしゃいます。全ての方がそうだとは言えませんが、食事の不摂生によって胃腸が傷つき、それによって病の根幹を成している方が、少なからずいらっしゃるという事実があるのです。

◇養生の実際・夏 ~夏場の養生・如何にして汗を止めるか~

今日は、「如何いかにして夏場の汗を止めるか」、というお話をしたいと思います。この話、ひいては「夏場に体調を崩さないための養生」に繋がります。飲んだ水分は、大きく2つの経路で体外へと排出されていきます。一つが汗。そして、もう一つがお小水(尿)です。この二つ、その目的が全く違います。

◇養生の実際・春 〜なぜ春に体調を崩すのか・自律神経の乱れと発現しやすい症状〜

気候という巨大なエネルギーの影響はどうしても拭えないものですが、それにきちんと対応できる自律神経を作り出すことは可能です。今回はまず、なぜこの季節に自律神経が乱れてしまうのかを解説いたします。そしてそこから、どのような症状が発現しやすいのか・悪化しやすいのかについてお伝えしていきたいと思います。

漢方Q&A どうして食欲が抑えられないのですか?

食養生の基本は、いかに「悪い食欲」を減らし、「良い食欲」を導けるのか、ということにかかっています。そして「悪い食欲」は身体の中途半端な興奮状態によって導かれ、「良い食欲」は深くリラックスできている時にこそ働くという前提を知っておいてください。

◇養生の実際・冬 ~風邪予防の実際・風邪にはひくタイミングがある~

風邪の予防方法には様々なものがあります。うがい・手洗いは馬鹿にできませんし、充分な睡眠・食事の節制にも当然のごとく気を付けるべきです。しかし、このような養生を心がけたとしてもひく時はひく、それが風邪でもあります。そこで今回は、これからの忙しい時期に先駆けて、さらに一歩踏み込んだ養生をご紹介いたします。