生活・養生

五運六気

健康とは、地球環境・自然との同調により成し得るものだと考えることができます。東洋医学でいう陰陽とは、元をたどればおそらくそういうことです。自らの陰陽を自然界の陰陽に同調させるという考え方。とどのつまり、自らの小さく不安定なバランスを、より雄大で安定した存在が放つバランスに同調させなさいという教えなのです。

まだ5月だというのに

まだ五月だというのに、いわゆる気象病によって誘発される症状でのご相談が急増しています。天候の乱れによる悪化は、各患者さまごとにお伝えしているご自身のウィークポイントさえ乱れなければ、天候が安定するとともに必ず症状は落ち着いてくるものですのでご安心ください。ただ、今回は長いかも…。だからこそ、養生にはお気を付けください。

梅雨、始まる

今週、全国から体調不良のお問い合わせが、急に増えました。不安感や焦り、だるさ、不眠やめまい、頭痛や浮腫みなど、様々な症状が出現していますが、今回の悪化の波は急激に起こった分、しばらく経てば落ち着いてくると思いますので安心してください。ただ今年は多くの方に、梅雨特有の体調不良が起こってしまうのではないかと危惧しています。

気象病治療の命題

天気が安定すればすぐに良くなる人がいます。しかし逆に、天気が安定したとしても、そのまま体調不良が続いてしまう人もいます。この差が如実に現れます。経験とともにそれが分かってきました。天候の波を受け体調が悪くなった後、天候が安定してもずっと体調不良が続いてしまう状態。私はこれが最も怖い。避けなければなりません。

健康とは何か

人の死亡率は100%、それと同じくらい、年を取って病にかかることはごく当たり前のことです。であるならば、健康とは「病にならない状態」のことではありません。「今後の自分にどんな病が起きやすいのか、その予測が出来ていること」、そして「現在そこに対して的確な配慮ができていること」、これこそが健康な状態だと私は思うのです。

不安と焦りとの勝負

どのような季節であれ、急激に天候が変化すれば自律神経は乱れやすくなります。ただし春の自律神経失調はちょっと特殊です。決まって、不安・ソワソワ・焦り・イライラが高まってくるのです。理由は急激に気温が上がること、そして急激に気圧が下がることとが交互に起こるから。この気圧と気温の急激なバウンドが自律神経に負担を強いるのです。

養生と我慢とストレスと

我慢は自分の体と向き合うことによって、コントロールすることが可能です。つまり我慢を飼いならす術(すべ)が、人間にはあるのです。私は多くの患者さまに、その方に必要な生活の養生をお願いしています。最初は強い我慢が必要なことであっても、それに慣れてしまえば勝ちです。その時はそれを我慢だとも感じなくなるはずです。

春よ、ちょと待て

急激に気温が上昇する時に起こる症状は、少し独特です。ホットフラッシュやほてり、不眠などが強くなると同時に、肉体よりもまずメンタルにその兆候が表れやすいという印象があります。東洋医学では昔から良く言われていることです。春は「昇発」の季節。肝気が盛んになり、自律神経が乱れやすくなると。

JPCZ(ジェーピーシーゼット)って言うんですって

湿気った重い雲と低気圧の影響で、当薬局への問い合わせが増えています。頭痛やめまい・耳鳴り、まるで血の気の引くような立ち眩みや浮腫み、メニエールが悪化している人もいます。さらに身体のみならず、精神面にも強い影響が出ています。不安で居ても立っても居られない。良くなっていたパニック発作が再発してしまった方もいます。

新春の波

気温と気圧との急激な変化により、ここ数日体調を崩されている方が増えてきています。もっとも多い訴えが、胃が痛い、胃がはって苦しい、むかむかと吐き気が起こる、胸が苦しく痞えて脈が乱れる、などの胃症状と胸の症状。同時に倦怠感やめまい、頭痛・不眠を起こしている人も多い。そして不安が強く出て焦燥感を伴っている人がほとんどです。