茹だる9月 この時期は通常、夏バテの患者さまが増えてくるのですが、今年はそうではなく、寒暖差の激しい春や、湿度が高まる梅雨時期に起こるような体調不良が増えています。例えば頭痛や不眠や動悸、体のだるさや体の痛み、胃腸や頭部の症状。今回はそれだけでなく、自律神経の乱れからくる精神症状を訴えられる方がとても多いという印象があります。 2025年09月16日
今までと違う夏 今年の夏は違います。特に多いのが、強い火照りや首コリ肩こり、そしてめまい、さらに同時に起こる不安感やイライラや焦燥感。これは普通であれば春に良く見られる症状です。北に低気圧が発生していますので、その影響もあるでしょう。しかし私はそれだけではないと思っています。強力な寒暖差。気温の差ではなく、室内と室外との差です。 2025年08月21日
暑さ極まる夏2025 夏バテの典型例は、胃腸の水疲れにより起こります。夏だからこそ、ちゃんと食事を摂りましょう。水分だけでお腹いっぱいにはしないこと。そして睡眠が十分にとれないことも夏バテの原因になります。体は寝ている間に疲労を回復します。胃腸も同じで寝不足があると、どうしても疲れが取れず弱っていきます。 2025年08月05日
この梅雨さいごの悪あがき 今月、体調不良を起こしている方にはある特徴が見受けられます。急激に気圧が低くなる時と、急激に寒くなる時に、体調を崩される傾向のある人たちが、この7月に軒並み体調を崩されているのです。そして起こっている症状にも特徴があります。多くの方が、胃の調子悪さを感じておられ、そして同時にメンタルも乱れておられます。 2025年07月15日
絶対夏にバテさせないという気合い 熱中症予防対策として、水分補給のアナウンス、水をたくさん飲め飲めコールが、テレビを中心に繰り広げられます。水分補給の大切さに関しては、決して間違いではありませんが、しかし水は飲めば飲むほど体に良いというのは絶対に間違いです。自分に適した量、そして飲み方を見つけ、それを守ることが大切。今回はそれを確認していきましょう。 2025年06月17日
五運六気 健康とは、地球環境・自然との同調により成し得るものだと考えることができます。東洋医学でいう陰陽とは、元をたどればおそらくそういうことです。自らの陰陽を自然界の陰陽に同調させるという考え方。とどのつまり、自らの小さく不安定なバランスを、より雄大で安定した存在が放つバランスに同調させなさいという教えなのです。 2025年06月02日
まだ5月だというのに まだ五月だというのに、いわゆる気象病によって誘発される症状でのご相談が急増しています。天候の乱れによる悪化は、各患者さまごとにお伝えしているご自身のウィークポイントさえ乱れなければ、天候が安定するとともに必ず症状は落ち着いてくるものですのでご安心ください。ただ、今回は長いかも…。だからこそ、養生にはお気を付けください。 2025年05月27日
梅雨、始まる 今週、全国から体調不良のお問い合わせが、急に増えました。不安感や焦り、だるさ、不眠やめまい、頭痛や浮腫みなど、様々な症状が出現していますが、今回の悪化の波は急激に起こった分、しばらく経てば落ち着いてくると思いますので安心してください。ただ今年は多くの方に、梅雨特有の体調不良が起こってしまうのではないかと危惧しています。 2025年05月17日
気象病治療の命題 天気が安定すればすぐに良くなる人がいます。しかし逆に、天気が安定したとしても、そのまま体調不良が続いてしまう人もいます。この差が如実に現れます。経験とともにそれが分かってきました。天候の波を受け体調が悪くなった後、天候が安定してもずっと体調不良が続いてしまう状態。私はこれが最も怖い。避けなければなりません。 2025年04月21日
健康とは何か 人の死亡率は100%、それと同じくらい、年を取って病にかかることはごく当たり前のことです。であるならば、健康とは「病にならない状態」のことではありません。「今後の自分にどんな病が起きやすいのか、その予測が出来ていること」、そして「現在そこに対して的確な配慮ができていること」、これこそが健康な状態だと私は思うのです。 2025年04月17日