特集・東洋医学雑記

【名著紹介】荒木性次先生著『新古方藥嚢(しんこほうやくのう)』

私の大好きな漢方家、「荒木性次(あらきしょうじ)」先生の「新古方藥嚢(しんこほうやくのう)」をご紹介いたします。荒木性次先生は、昭和を代表する漢方家で私と同じ薬剤師。湯本求真の弟子、その四羽ガラスの一人としても有名です。人が人生をかけると、どのような文書を書くのか。まだお読みでない方は是非。

『岷山の隠士』

昭和後期の大家である山本巌先生は、数々の名著を残された漢方界の巨頭の一人である。私はある時期山本先生の著書を貪るように読み耽り、その中の一節から今までの自分を一変させる薫陶を受けた。臨床家とは何か、座学と実学の違いとは何か、多くのことを示唆する内容である。かなり長くなるが、この場を借りて是非紹介したいと思う。

インフルエンザに麻黄湯が出される理由 2

麻黄湯は決して一律的に使って良い薬ではなく、間違えた使い方をすると逆に悪化させることさえあります。インフルエンザに使うにしても、麻黄湯の使い方に適した状況であるかどうか。その見極めを必ず行う必要があります。 麻黄湯は構成生薬から考えて、「かなり強く発汗を行なおうとしている状態」「かつ強く発汗を行っても大丈夫な状態」に使うべき処方です。

インフルエンザに麻黄湯が出される理由

これからの時期多くなるのが風邪。なかでもインフルエンザは感染の力が強く、流行してしまうので注意が必要です。インフルエンザと診断が決まれば、その時は抗インフルエンザ薬が第一選択ですが、漢方薬を同時に処方する医療機関も増えてきました。特に処方されやすい方剤が「麻黄湯(まおうとう)」です。「麻黄湯」がインフルエンザに有効であるという論文があるからです。この論文があるという根拠。僕は非常に危険だと思います。

坂本薬局 先代

■坂本薬局先代・故 坂本正 東京薬科大学卒、香港中国医薬学院(日本分院)卒業後、漢方の道を志す。日本漢方医学研究所にて...

感じる力 2

(前回の続き・・) 言葉に縛られていたら、世界観を見失います。 古典はただ言葉をパズルのように解釈しているだけでは、...

感じる力 1

大切なことを伝えたい、 正確に伝えることは難しいけど、伝えたい・伝えなければいけないという時、 人はそれを、絵や映像...
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