漢方治療日記

漢方 case study ~なぜ生理前に微熱や咽痛が?月経前と風邪様症状との関係と対策~

漢方 case study~なぜ生理前に微熱や咽痛が?月経前と風邪様症状との関係と対策~ <はじめに>漢方 case s...

《note》難しい処方・柴胡加竜骨牡蠣湯の具体的な使い方、効かせ方

柴胡加竜骨牡蛎湯は、当薬局において頻用処方であると同時に、知るべき重要な「型」の一つです。すなわち柴胡加竜骨牡蛎湯という処方、その「型」を、実際にどのように運用していけば良いのか。柴胡加竜骨牡蛎湯は飲んだけれども効かなかったという話をしばしば耳にする処方です。そんなことはありません。使い方一つで効果は変わります。

漢方 case study ~ホルモンバランスか自律神経か?動悸や息苦しさを伴う月経前症候群~

月経前に動悸や息苦しさ、不安感が強まる方へ。ホルモンバランスの乱れか自律神経の問題か判断に悩む症状に対し、漢方的視点からその違いと見極め方を症例を通じて解説。複雑に絡み合う不調の本質を読み解き、改善へ向けた具体的な考え方と対処法を提示します。原因がわからず不安を感じている方にも役立つ内容です。

漢方 case study ~強い月経痛を伴う潰瘍性大腸炎・月経との関連とその対処法~

月経時に悪化する下痢や粘血便、強い月経痛にお悩みの方へ。潰瘍性大腸炎と婦人科症状が重なるケースに着目し、両者の関連性と漢方的な考え方を症例を交えて詳しく解説。複雑に絡み合う症状の背景を読み解き、体質改善へ向けた具体的な視点と対処法をわかりやすく提示します。

《note》千金内托散の現代応用・難治性の副鼻腔炎に応用する際のコツ

なかなか治りきらない長期化する副鼻腔炎に対して。後鼻漏がずっと続いて治らないとか、事あるごとに副鼻腔炎をすぐ起こしてしまうとか、鼻茸がとってもすぐ再発するとか、夜になると鼻閉が止まらないとか。そういう慢性副鼻腔炎や好酸球性副鼻腔炎といった病において、千金内托散(せんきんないたくさん)は使うべき場のある処方です。

《note》帰脾湯・加味帰脾湯はなぜ精神症状に効くのか

帰脾湯は「心脾顆粒」という名称で薬店で販売されています。また加味帰脾湯は保険薬でも用意されています。漢方を勉強されている医師や薬剤師であれば、こぞってこの薬を使います。それだけメンタルの分野においては基本的な処方です。ただしだからこそ、やや一律的に使われている感が否めません。

本を書いてます

感性。私は漢方、ないしは東洋医学を生業にする者にとって、この能力は絶対に外せないものだと考えています。明らかに、腕の良し悪しは「感性」に依存しています。だから私は、これを本にしたいと思いました。決して何かを教え、知識を増やすような内容ではありませんが、読後に残る余韻に、漢方の気配と薫りとを感じて頂ければ幸いです。

新年のご挨拶

天候の悪化、生薬の枯渇、伝統医学の衰退、多くの問題が顕在化してきている昨今、改めてそれらを見つめ直し、今まで以上に尽力していく。そして臨床家として、目の前の患者さまに集中し続けることが、患者さまの幸せと、東洋医学の存続とに繋がることを信じて。私の責務を果たしていきたいと思います。

令和7年 感謝を込めて

東洋医学ではそれが発祥した当初からすでに、人が天候の波によって病を得るこを明確に示しています。そしてその治療方法も当然示されています。「寒」に対する人参湯や五積散、「湿」に対する平胃散や防己黄耆湯、「暍」に対する白虎加人参湯や清暑益気湯など、長い歴史の中で編み出されてきた処方たちが沢山存在します。しかし。。。

寒波襲来

急激な気圧の低下と、急激な気温の低下。これらが両方いっぺんに来るとき、自律神経が乱れると人は上半身に血液が停滞し、充血を起こしてきます。横隔膜から上、即ち胸や背中から上に凝りや血流障害を生じていくる。故に肩や首が凝り詰めたり、胸が圧迫されて息苦しくなったり、そして動悸がしてパニックも起こりやすくなります。