□健康寿命を延ばす ~高齢化社会だからこそ知っておきたい漢方処方~ □健康寿命を延ばす~高齢化社会だからこそ知っておきたい漢方処方~<目次>・【適度な運動習慣を維持するために】「足のつり」... 2025年02月13日
漢方治療の経験談「頭痛・片頭痛治療」を通して 江戸の名医・吉益東洞は処方解説である『類聚方(るいじゅうほう)』を書いたその8年後に、本草書たる『薬徴(やくちょう)』を書き上げました。漢方治療の到達点は、結局の所一味一味の生薬の理解にある。桂皮・川芎・蒼朮・黄連、人参・当帰・石膏・呉茱萸など、頭痛においてポイントとなる生薬はたくさんあります。 2024年11月07日
□機能性ディスペプシア(FD) ~効かせ方の妙・漢方治療の造詣が問われる病~ 当薬局に機能性ディスペプシアのご相談に来られる方の多くは、すでに他の医療機関で漢方薬を服用されてきた方たちです。六君子湯や半夏瀉心湯、人参湯、帰脾湯などが効かなかったという方がご来局されます。そしてお体の状態を把握するべくお話を伺っていると、なぜそれらの薬が効かなかったのか、なるほどなと納得する場合が多いものです。 2024年10月24日
漢方治療の経験談「胆石症治療」を通して 胆のうの炎症がコントロール出来ていない状態、慢性化している状態で、果たして漢方薬が効くのかどうか疑問だと思います。手術しなければならない状況ではなく、未だ手術を検討するべき状態であれば、私の経験上、繰り返す胆嚢炎は漢方薬で安定してくることが多いと感じています。的確な治療を始めると、まずは自覚的な痛みが軽減してきます。 2024年10月21日
漢方治療の経験談「潰瘍性大腸炎治療」を通して 2 当薬局にご来局される潰瘍性大腸炎の患者さまは、すでに病院にて西洋医学的治療を行われている、もしくは行われたことのある方々です。そして病院にて治療するも、症状のコントロールが難しい、効果が芳しくないとか、副作用が強くて治療を続けていけないとか、このままでは治らないのではないかという不安の中で、漢方の門戸を叩かれます。 2024年09月05日
□胃痛・胃のはり・胃の重さ ~何をやっても治らない胃症状と漢方薬~ 胃痛と言えば、以前は胃潰瘍や十二指腸潰瘍の方が多かった印象があります。しかしピロリの除菌によってこれらはの疾患は減った反面、機能性ディスペプシアなどの比較的新しい病の認識により、今でも胃に不快感を訴える方は少なくありません。今回はなぜ漢方薬が効くのか、その理由を、私の経験からくる解釈の中で説明していきたいと思います。 2024年08月05日
漢方治療の経験談「血管運動性鼻炎治療」を通して 非アレルギー性鼻炎とも呼ばれる血管運動性鼻炎は、鼻粘膜の血管の充血によって起こります。花粉やハウスダストなど、外からのアレルゲンによらずに起こるため、抗ヒスタミン薬が充分に効いてくれないケースが多いものです。しかし私の感覚としては、漢方治療であれば実際に改善していく方のほうが多いという印象さえあります。 2024年07月31日
漢方治療の経験談「潰瘍性大腸炎治療」を通して 潰瘍性大腸炎。国が定める指定難病。下痢を起こす疾患の中でも、長期的な治療を必要とする厄介な病です。腹痛を伴う下痢を、一日4.5回、多いと10回以上起こし、血便を起こし貧血を伴えば、身体の脱力感・疲労感も相当のものです。指定難病の中でも患者さまの数が多く、当薬局でも今までかなりの数の患者さまからご相談を受けてきました。 2024年06月05日
漢方治療の経験談「産後の不調」を通して 2 東洋医学が生まれた漢の時代、その時からすでに、妊娠中・産後の病の治療方法が存在しています。その原典『金匱要略』に割かれた記載が二編に及ぶことからも、古の時代から、妊娠・出産・産後は女性にとって不調を生じやすい時期だと認識されていたことが分かります。産後の不調の多くは、改善することが可能です。 2024年05月09日
漢方治療の経験談「蕁麻疹と寒冷蕁麻疹治療」を通して 蕁麻疹に対してしばしば用いられる処方は「消風散」です。ちょっとした改良が必要ですが、これはこれでちゃんと効いてくれる良い薬です。そして蕁麻疹には寒冷蕁麻疹という病もあります。冷たい刺激によって起こるこの蕁麻疹に対しては、「麻黄附子細辛湯」などがしばしば使われ、効果を発揮します。これらは蕁麻疹治療の基本だと思います。 2024年03月04日