令和7年 感謝を込めて 東洋医学ではそれが発祥した当初からすでに、人が天候の波によって病を得るこを明確に示しています。そしてその治療方法も当然示されています。「寒」に対する人参湯や五積散、「湿」に対する平胃散や防己黄耆湯、「暍」に対する白虎加人参湯や清暑益気湯など、長い歴史の中で編み出されてきた処方たちが沢山存在します。しかし。。。 2025年12月28日
漢方とアート 13 ~綺麗なこと~ 綺麗ごととはその人が持つ理想です。こと漢方においては、この「綺麗ごと」を求めることが非常に大切です。綺麗ごとを求める感覚やセンスが、臨床の腕を大きく左右するということです。例えば不可解なことや、矛盾に満ちた東洋医学の中で、その理論の軸となるひらめきや発見の多くは、時に綺麗ごとを求めようとする姿勢により導き出されます。 2025年12月22日
【漢薬小冊子】芍薬(しゃくやく)《note》 どの解説書を見ても、簡単に分かりやすく説明されている。それは実際に運用してみても、確かにと頷ける部分が多い。しかし本当に深い所まで理解しているかどうかは、先生によってかなりの差が見受けられる。芍薬とはそんな生薬です。その運用に漢方への造詣が求められる生薬、そう言っても過言ではありません。 2025年12月17日
寒波襲来 急激な気圧の低下と、急激な気温の低下。これらが両方いっぺんに来るとき、自律神経が乱れると人は上半身に血液が停滞し、充血を起こしてきます。横隔膜から上、即ち胸や背中から上に凝りや血流障害を生じていくる。故に肩や首が凝り詰めたり、胸が圧迫されて息苦しくなったり、そして動悸がしてパニックも起こりやすくなります。 2025年12月11日
《note》【傷寒論独話】~素読は本当に必要か~ 聖典『傷寒論』。ことに東洋医学・漢方を臨床として用いるならば避けては通れない古典です。説明不要のこの聖典を私も長く長く読み込む中でなるほどという部分とまだまだ分からないという部分とが綯ない交ぜになっています。初回は素読(そどく)について。『傷寒論』をとにかく暗唱できるようになるまでただ読み込むこと、その意味について。 2025年12月03日
【漢薬小冊子】人参(にんじん)《note》 高麗人参。漢方を代表する生薬ですので、当然多くの書籍で解説されています。ただ私にとって人参は、実際に使ってみた時に「言ってることと全然違うじゃん」と最も感じた生薬です。人参は気を補う。人参は体を温める。常識とされているこれらの解説。本当でしょうか。臨床的に正しい人参の性質を、新しい常識として、是非知っておいてください。 2025年11月20日
スイッチOTCと漢方 スイッチOTCの動きがさらに加速するという話が出ている中で、やり玉に挙がっているのが漢方薬。今まで医師が保険薬として扱ってきた漢方処方のいくつかが、保険で出せなくなると同時に、薬局で購入できるようになる。そのメリット・デメリットはどの立場から見るかによって違います。今回のコラムでは、そこについて深く考えてみたいのです。 2025年11月18日