漢方坂本コラム

天気のことを専門家に聞いてみた

昨日、東京で起こった一時的な豪雨。 局地的な豪雨は、近年の夏では当たり前になってきました。 そして昔に比べれば、明らかに...

補と瀉

今日のコラムは 単なるフワフワした感想とひとり言です。 ですので軽くお読みください。 ・ 私はある時から漢方薬を使う際に...

◇養生の実際・夏 ~夏の健康維持・知っておくべき養生2選~

◇養生の実際・夏 ~夏の体調不良・知っておくべき養生2選~ <目次> 1.水分のとり方 ・水を飲み過ぎない ・水でお腹い...

限り有る医学

最近、今まで仕入れていた薬を注文しても、 欠品していてありません、と言われることが増えてきている。 人気があり過ぎて在庫...

【漢薬小冊子】半夏(はんげ)

■生薬ラテン名 PINELLIAE TUBER ■基原 カラスビシャク Pinellia ternata Breiten...

【漢方処方解説】半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

半夏瀉心湯。葛根湯ほどではないにしても比較的良く使われます。特に胃腸の薬として有名です。「心下痞硬(しんかひこう)」と呼ばれる胃もたれに良く効きます。六君子湯のように単純に気を補う薬ではありません。また人参湯のように単純に胃腸を温める薬でもありません。この薬には熱を冷ます寒薬と、体を温める温薬とが同時に入っています。

梅雨入りと夏バテ

5月、気圧の強い波。そこから6月、降水量の多い梅雨と重く濃い低気圧の断続的到来。さらに低気圧が抜けた瞬間、一気に気温が上昇する7月後半。この流れ、まさに気象病を誘発させる最悪の条件がそろっています。まず気を付けていただきたいのが「夏バテ」です。夏バテは理由があって起こり、そしてある程度の予防が出来ることでもあります。

世代交代を想う

今、私がこの仕事を続けていられるのは、先代が作った基盤があるから。そのやり方の一部を、私は確かに変えましたが、変えなかったことも、たくさんあります。超えるのではなく、一緒に作り続けている。目的や方向性は、常に同じところを向いている。もしそういう世代交代なのであれば、両者、かならず腑に落ちるタイミングがあるはずです。

漢方治療の経験談「潰瘍性大腸炎治療」を通して

潰瘍性大腸炎。国が定める指定難病。下痢を起こす疾患の中でも、長期的な治療を必要とする厄介な病です。腹痛を伴う下痢を、一日4.5回、多いと10回以上起こし、血便を起こし貧血を伴えば、身体の脱力感・疲労感も相当のものです。指定難病の中でも患者さまの数が多く、当薬局でも今までかなりの数の患者さまからご相談を受けてきました。

台風1号からの

この重い空気は確実に自律神経を乱す類のやつです。不安感や焦燥感と同時に、からだ全体を覆う疲労感や脱力感を伴ってきます。さらに息苦しさや動悸、めまいなどの自律神経症状も伴っています。そしてこの重い湿気は、腹に重く当たる傾向があります。漢方でいう所の山嵐瘴気。「湿症」と呼ばれる症状が強く起こってくる傾向があります。