漢方坂本コラム

漢方治療の経験談「非結核性抗酸菌症治療」を通して

近年増加傾向にある感染症の一つに、非結核性抗酸菌症(肺MAC症)があります。非結核性抗酸菌という菌に感染することによって起こる病です。咳き込みや息苦しさ、血の混じる痰などが、なかなか治ってくれません。顕著なだるさや食欲不振などを伴うことも多く、当薬局でも多くの患者さまからお問合せを頂く病です。

□自律神経失調症・パニック障害 ~漢方薬による治り方とその具体像~

当薬局でも多くのご相談が寄せられる、自律神経失調症やパニック障害。これら自律神経の乱れを主体する病は、とにかくさまざまな症状を併発しやすいという特徴があります。息苦しさや動悸、頭痛や不眠、不安感や焦燥感を筆頭に、心身に及ぶあらゆる症状が、出たり止んだりを繰り返します。

雨天・曇天 心身の乱れに注意!

最近続いている長雨で、不安感や焦り、うつ症状など、感情面での症状の他、めまいや動悸、息苦しさや吐き気、頭痛や耳鳴りなど、自律神経を介した心身の症状が、強力に悪化しはじめています。今回のコラムでは、そんな自律神経の乱れを介在させている皆さまへ緊急にお伝えしたいことがあります。

漢方治療の経験談「更年期障害治療」を通して

更年期障害では、身体の血流を順調ならしめる必要があります。自律神経は血流をコントロールする神経です。また内分泌(ホルモン)は血流にのって運ばれる物質です。体の隅々にまで流れている血流。それを、どのように調節するのか。血流(血脈)という点に着目し、そこに心血を注いだ医学が漢方だと言っても過言ではありません。

水にやられる夏・水の飲み方について

夏には夏の体調管理があり、そして夏には夏の、自律神経の整え方があります。ポイントはいくつかありますが、今日は「水」について。前回のコラムでお話したように、夏になると水に対して胃腸が非常に敏感になります。夏は体が自然と体内の熱を外に放散しようと働きます。したがって内臓が冷えやすく、そして胃腸が疲れやすくなります。

酷暑だからこそ

梅雨があけたとしても、夏は夏で体調を崩す方がどんどん増えてきます。夏バテ、食欲の低下、体のだるさや浮腫み、息苦しさや動悸、下痢や胃もたれなどなど。これらの症状は全て繋がっていて、ある共通した体調の乱れから生じることが多いものです。夏の体調不良の原因。それは「冷え」です。

【漢方処方解説】帰脾湯・加味帰脾湯(きひとう・かみきひとう)

心療内科系の漢方薬として有名な帰脾湯・加味帰脾湯。薬局では「心脾顆粒」という名称でもしばしば販売されています。医療用漢方製剤の添付文章によれば、本方は「虚弱体質で血色の悪い人の貧血・不眠症」に使う薬と記載されています。今回はこの処方の方意をもう少し深く掘り下げていきたいと思います。

梅雨と治療の難しさ

いよいよ梅雨に入り、この時期特有の体調不良が多くなってきました。自律神経の乱れや、頭痛・めまい・耳鳴り、消化器症状の悪化や、倦怠感や皮膚症状に至るまで。例年のことですので、その対応は経験済みの所です。ただやはり、難しい側面も多いなと感じています。今日はその辺りを、ちょっとお話してみようと思います。

■症例:胆管炎・胆石症

原発性胆汁性胆管炎(PBC)と診断された70歳、女性。古人は消化管の病を診る際、底に巣食う、腹の「緊張」を診た。その中の一つに、腹に限局した緊張を見て取れる場合がある。これらの病を「積聚(せきじゅう)」と呼んだ。この「積聚」という病の中に、現代でも通用する、胆管炎や胆石症治療のヒントが隠されている。

漢方とアート 9 ~拒絶と気品~

修行時代、私は多くの先生方にお会いしました。そして先生方の治験例もまた、たくさん拝見してきました。今までどこに行っても治らなかった患者さま。その病を思いもよらない処方で、鮮やかに治療する現実を目の当たりにしてきたのです。驚くような結果が現れる時、そこには「自分だけで考えた何か」が、必ず介在します。
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