漢方坂本コラム

《note》【傷寒論独話】~寒証?熱証? そろそろやめたい安易な病理解釈~

私は凡そ、漢方や中医学でいう所の基礎的病理概念、例えば「寒証」や「熱証」、「水毒」とか「痰飲」、「津液不足」とか、単純にこられを用いて患者さんの病態を断じることが、今ではもうできなくなってしまいました。寒や熱、水毒や痰飲、津液不足といった解釈は大切は概念ではありますが、これらは通常、共存して当然です。

ついに来たぞ・2026梅雨と夏

この時期の悪化は、体だけでなくメンタルにも相当負担をかけます。しかも、急激な気圧と湿度との変化は、それ自体が自律神経に強力な負担をかけます。しかし、安心してください。台風が過ぎ去るまでの辛抱です。強力な悪化、しかし必ず回復する悪化であることを忘れないでください。いつも通りの養生を続け、特別な治療を行う必要はないのです。

東洋医学と問われる倫理

本当は『漢方と感性』の中に収載するつもりだった本稿。この本にはより深い所に、また違った想いが込められています。東洋医学の危険性について。扱いを間違えてしまえば、東洋医学は危険な医学になり得る。だからこそ、「感性」が必要だという想い。現在の東洋医学とその生業、そして我々に問われる倫理について、書いていこうと思います。

【臨時休業のお知らせ】6月15日・月曜日

■臨時休業のお知らせ2026年6月15日・月曜日は、店主所用のため終日お休みを頂きます。大変ご迷惑をおかけいたします。よ...

漢方 case study ~生理で下痢が悪化する?子宮筋腫やPMSを伴う潰瘍性大腸炎~

生理になると下痢や腹痛が悪化する、月経痛とお腹の不調を毎月繰り返す…。そんなお悩みに対し、子宮筋腫やPMS、潰瘍性大腸炎(UC)との関連を症例を交えて解説します。漢方ならではの視点から原因を読み解き、体質改善によって症状の軽減を目指す治療の考え方をご紹介します。

ネコのこと、本のこと、最近のこと

4月25日に出版した自著『漢方と感性』は、販売開始から一カ月経った今もなお、おかげさまで多くの方に手に取って頂いています。驚いております。心より感謝を申し上げます。東洋医学、こと漢方というものの特徴を、科学や西洋医学と並べながら「感性」という視点から紐解いた本書。一見、なんじゃそら、という感じです。

【漢薬小冊子】生姜(しょうきょう)《note》

生姜(しょうきょう)は我が国日本では少々混乱をまねきやすい生薬です。本来、生姜とは生のショウガを指し、乾燥させたショウガを乾姜(かんきょう)と呼んでいました。漢方の聖典『傷寒論』の時代からそれが通説です。しかし現在流通している「生姜」は生のショウガではなく「乾燥させたショウガ」です。これが、ちょっと問題なのです。

おさらい・水分の摂り方

気温と気圧との激しいアップダウンを経ながら、いよいよこれから不快な「梅雨」と「夏」の季節が始まります。この時期の体調不良は一度かかってしまうと長引きやすいので注意が必要です。また簡単な意識で予防できることでもあります。今日はそんな養生の中でも特に大切なこと、「水の飲み方」から、おさらいしていきましょう。

□月経前症候群(PMS) ~詳細症状別・漢方治療解説~ 後編

PMSの詳細症状別・漢方治療解説、後編では「便秘」「下痢」 「下腹部痛(生理痛)」「下腹部痛(生理痛)」「胃痛・吐き気」「乳房痛」「動悸・息苦しさ」「のぼせ」「微熱・発熱」「四肢関節の痛み」をピックアップし、その症状別にどのような漢方薬が適応しやすいのかを解説していきたいと思います。

□月経前症候群(PMS) ~詳細症状別・漢方治療解説~ 前編

PMSは漢方治療において十八番と言っても良いでしょう。それほど多くの薬が用意されていますし、即効性をもって効く場合も少なくありません。ただしそれは的確に薬を選ぶことが出来た場合の話です。漢方薬の使用が広まるにしたがって、その選択の大切さも同時に認知されるようになってきました。