漢方坂本コラム

【漢方処方解説】麻黄湯(まおうとう)

麻黄湯。昨今、インフルエンザの治療薬として有名になりました。麻黄湯は感染症の初期において用いられるシンプルな薬です。構成生薬は麻黄・桂枝・甘草・杏仁のたったの4つ。便利で効果的であるが故に、インフルエンザでは一律的に出されている傾向もあります。ただし私は、これに対してあまり首を縦に振ることができません。

《note》【漢方治療解説】好酸球性副鼻腔炎など・難治性の副鼻腔炎への対応と処方

前々回のnoteでは、難治性の副鼻腔炎に対して「千金内托散」が使えるという話をしました。千金内托散。あまり知られていないマニアックな処方です。今回は好酸球性副鼻腔炎などの難治性副鼻腔炎に対する具体的な治療方法を、いくつかの方剤をピックアップしながら解説してみたいと思います。

一風変わった養生のお話

養生の基本は食事・睡眠・運動ですが、それとは別に大切なことがあります。一日に何度か、「重力」を感じてみてください。自分の体を重さを、感じてみてください。それは、あなたが持つ力です。あなたが地球と繋がっている、繋がろうとしている力。生きとし生けるものに与えられた、自分自身の力です。

漢方 case study ~強い月経痛を伴う潰瘍性大腸炎・月経との関連とその対処法~

月経時に悪化する下痢や粘血便、強い月経痛にお悩みの方へ。潰瘍性大腸炎と婦人科症状が重なるケースに着目し、両者の関連性と漢方的な考え方を症例を交えて詳しく解説。複雑に絡み合う症状の背景を読み解き、体質改善へ向けた具体的な視点と対処法をわかりやすく提示します。

乱れる天気と春のネコ

今回の低気圧による体調不調でもっとも多いのが、とにかく不安感と気持ちの焦りです。めまいや頭痛、耳鳴りや動悸なども起こっていますが、多くの方がそれと同時に不安感を強く伴っています。何もないのにどうしてこんなに不安な気持ちになるのだろうと、辛い思いをされていたとしても、だいじょうぶです。必ず落ち着いてきます。

《note》千金内托散の現代応用・難治性の副鼻腔炎に応用する際のコツ

なかなか治りきらない長期化する副鼻腔炎に対して。後鼻漏がずっと続いて治らないとか、事あるごとに副鼻腔炎をすぐ起こしてしまうとか、鼻茸がとってもすぐ再発するとか、夜になると鼻閉が止まらないとか。そういう慢性副鼻腔炎や好酸球性副鼻腔炎といった病において、千金内托散(せんきんないたくさん)は使うべき場のある処方です。

書籍を出版しました

漢方を学ぶにあたって最も大切なことは、知識である前に感性である。漢方坂本HPにてコラムを書き始めて七年、皆さまにお伝えし続けてきた漢方の世界を抜粋・加筆し本として出版いたします。漢方を学ばれている方にはもちろんのこと、文化・芸術・音楽・建築など、感性を必要とされるお仕事にご興味のある方に是非手に取って頂きたい内容です。

自著『漢方と感性』・出版記念イベント(4月18・19日)のお知らせ

今年4月上旬、自著『漢方と感性』を出版いたします。それに伴い、かねてより懇意にさせて頂いている「moxies鍼灸院」の亀割先生ご夫妻のご協力のもと、「出版記念イベント」(4月18日・19日)を開かせて頂くこととなりました。文化沼の皆さまやイベントに参加される著名な方々とともに、オモシロタノシクお話させていただきます。

のどをやっちゃった

暖かすぎた2月から、急に気温が下がった3月。そして今後はまた、桜が咲く時期に向かって急激に気温が上昇していくことでしょう。火照りやだるさ、鼻炎や副鼻腔炎・喘息、そして怒りや不安感・焦燥感などのメンタルの乱れがこれからも強く発生しやすい時期が続いていきますが、ちゃんと暖かくなってくれば必ず症状は安定してきます。

【漢方処方解説】葛根湯・葛根湯加川芎辛夷(かっこんとう・かっこんとうかせんきゅうしんい)

葛根湯。風邪薬として開発された後さまざまな病に応用され続け、風邪のみならず肩こりや頭痛、また鼻の病にしばしば応用されます。一番の有名処方ですから、葛根湯の解説はどこにだって載っています。しかしここでは基礎を知った上で、基礎だけでは見えてこない葛根湯の素顔を紐解いていきます。