フルーツについて

2020年02月05日

漢方坂本コラム

フルーツ大国・山梨にいる身分でこんな事いうのも何だと思うのですが、

フルーツはあくまで嗜好品だと思う。いくら栄養が満点と言ったところでフルーツだけ食べていたら体調を壊します。

病院に入院した時に出る病院食を思い出してほしい。

栄養管理師さんがちゃんと栄養を考えて出した献立にのるフルーツ。

これしかないの?と感じる量です。ブドウなら3粒とか。

重さにして約90パーセントが水分で構成されている果物は、

冷やして食べれば胃腸に氷をぶち込むようなもの。

胃腸を冷やすし、皮を食べれば消化に時間もかかる。

胃腸の弱い人なら胃痛や胃もたれ、下痢を起こしてしまいます。

果物を頂く、とは、

たくさん食べるということではなく、味わいながらゆっくり食べるということです。

口の中で温めるように、味わって食べて欲しい。

農家の方々が作り上げた作品には、味わうほどに滋味があります。

山梨のフルーツは美味しいです。だから皆さんにも是非味わって頂きたい。

ただできれば頂くという気持ちをもって、フルーツを食べて欲しいと思います。

写真はみかん。山梨産ではありません。ゆっくり味わいながら頂きました。おいしかったです。

【この記事の著者】店主:坂本壮一郎のプロフィールはこちら