2年連続で、台風に見舞われたお盆。
当薬局は少しだけ長めのお休みを頂きました。
強く攪拌される大気と、轟く雷鳴。
私は自宅にて、雨と風の音を聴きながら過ごしました。
出不精の私には丁度良い、正気を養う休暇になりましたが、
皆さまにおかれてましては、どうお過ごしでしたか。
不安定な天候により、体調を崩された方も多かったのではないでしょうか。
連休が明けてからの再スタート。普段の生活に戻りながら、もう一度体調を整えていきましょう。
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台風の夏。
夏らしいと言えば、そうと言えなくもない。
ただいつもは晴れ間が続いていたお盆、
ですが近年、盆中に大気が荒れることが多くなっています。
もしかしたら今後のお盆は、台風と雨というイメージになっていくのかもしれません。
出不精な私にとっては、それでも特に問題はないのですが、
望まれる行楽日和が消えていくことは残念なことです。
そして夏に起こしやすい病もまた然り。
今後は形を変えていく可能性があります。
通常であれば、夏バテや熱中症が主として危惧される季節ですが、
今後はより自律神経の乱れに着目しなければならない季節になっていくような気がします。
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自律神経が乱れやすいのは、
通常4月5月の春、そして6月7月の梅雨、さらに11月12月の秋です。
しかし8月9月の時期にこうも天候が不安定になると、
4月から11月までの約半年以上に渡って、自律神経が乱れやすい時期、ということになってしまいます。
さてこうなると、治療と同時にその予防が大切になってくるでしょう。
ネットや本などにたくさんの情報が記載されていますが、
実際のところ、自律神経を安定させるポイントは人によって千差万別です。
記載されている情報だけでは、的確に養生していくことが難しいというのが現実。
人は皆違う、だからこそ、「自分を知る」ということが大切になってくるはずです。
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緻密でかつ巨大な働きを持つ自律神経は、
現代の医学をもってしても、いまだにその全容が把握できていません。
だからこそ、東洋医学の目が必要になってくるのではないでしょうか。
少なくとも当薬局におかかりの患者さまたちには、
ご自身にとってポイントになる養生を、今後もお伝えして参ります。
そして季節がどのように乱れたとしても、
自分自身で体調を維持していけるような、
そんな能力を高めていただければ嬉しいです。
本当は西洋・東洋を問わず、薬のいらない生活が最も自然で、美しいと思います。
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