新年のご挨拶

By 2020年1月1日 コラム, 雑記

謹啓

新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましてはつつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

旧年中は沢山の方々からお力添えをいただきました。

まずは当薬局にてご相談を頂いております患者さま。
患者さまにご提供する私どもの治療は、定期的にご来局頂いたり、毎日手間のかかる煎じ薬をお飲み頂いたりといった、患者さまの努力の上にこそ成り立っております。
実際に効果を発揮し得る治療を目指す中で、ご負担をおかけしてしまうことはどうしても仕方ない部分であるとは感じつつも、日々の患者さまのご尽力を想うと感じ入る思いです。
今後もなるべくご負担が少なく、なるべく迅速に治療していけるよう、誠心誠意腕を磨いていく所存です。
お気づきの点がございましたらお気兼ねなくお教えください。ご指導の程、よろしくお願い致します。

また患者さまに体調が良くなったと喜んでいただけるのは、常に上質かつ安定した生薬を届けてくださる各生薬メーカーの方々、また生薬を生産して頂いている農家の方々のお力添えがあるからこそです。
天然の資源を扱う漢方においては、天と地とそして人の手とをもって初めて成立するという宿命があります。
私が生薬を手に取ることが出来るのは、旧年中も多く見舞われた天災や、後継者の不在による農家の減少など、生薬に関わる全ての方々が多種多様な問題を乗り越えてきて下さったからです。
そういった皆さまの思いをちゃんと形に出来るよう、臨床家として責任をもって患者さまにご提供していきたいと思います。

日本伝統医学が後世に残るために今必要なこと。
地方の薬局店主に過ぎない私にとって、分不相応な程の壮大なテーマではあります。

しかし私には患者さまと向き合い、実際に改善し得る漢方治療を模索し続けることが出来ます。
そしてその積み重ねこそが、大志を実現するための私に出来る責務だと感じております。

今年も患者さま一人一人に集中させて頂きます。
そして改善へと向かい得る治療が行えるよう、気を引き締めて尽力させて頂きます。

最後にはなりましたが、皆さまにとって幸多い一年なることを、心よりお祈りいたします。
本年も何卒、よろしくお願い申し上げます。

敬具

「漢方坂本」 店主 坂本壮一郎