どの程度水を飲んだらいいのか、それは人によって異なる。
誰しもが一日に数リットル水を飲んだ方が良いというのは多くのケースで誤りである。
ではどの程度水を飲めばいいのか。
その解答は体が教えてくれる。
「渇き」である。
体が水分を欲すると、口の渇きとしてそれを表現する。
先ずはこのセンサーを信頼して水を服用することが大切である。
ただし「口が乾く」ことと「咽が渇く」ことは異なる。
スポーツをして汗をたくさんかくと咽が渇き、ごくごくと水を飲みなたくなる。
一方で乾燥した場所にいたり、たくさんしゃべっていたりすると口の中が乾燥する。
口の中が乾燥しているのであれば、喉が渇いた時のように水をたくさん飲む必要はない。
一口の水、もしくはうがいで口の乾きは取れるはずである。
まずは体にもともと備わる口乾・口渇というセンサーを信じて水分摂取を行うことが基本である。