流行と最先端

By 2020年2月14日 コラム, 雑記

特に若い方に知っておいて欲しい、というか

感じていて欲しいことなのですが、

「流行」と「古典」とは別物ではありません。

時代の先端を追い求め、常に「流行」の中に身を置くことは、

それは則ち「古典」に身を置くことと同じなのです。

なぜならば、古典とはそうやって作られてきたものだから。

昔のものはダサい、昔のものはカッコ悪い、

昔のものは間違いが多い、昔のものは今よりも劣っている。

実は「流行」の先端にいる人ほど、そういう意識があまりありません。

時代を作り続けている人は、どんな業界であったとしても必ず歴史を学んでいます。

今までどのような変化を遂げてきたのか。

それが分かっているからこそ、これからどう変化するのかを知ることが出来るのです。

だから昔のもののカッコ良さを、昔のものの正しさを、知っている人こそが「流行」を行く人たちなのです。

そしてもっと言うならば、

先端のことを成し遂げている人ほど、それが先端であるという意識をあまり持ちません。

なぜなら今やっていることが先端であるかどうかは、

かなり時間が経ってからでないと分からないからです。

先へ行く人たちは、ただ今目の前にあることに取り組んでいるだけなのだと思います。

歴史から学び、歴史に敬意を払い、今目の前にある問題をただ真摯に取り組むからこそ、

「流行」は再来という形で一見繰り返しているように見えるのだと思います。