「こんなに話を良く聞いて貰えてありがたい」
患者さまからそう言っていただける事がしばしばあります。
これは当薬局に限ったことでは決して無くて、
きっと漢方相談薬局ならば、どこでも時間をかけて話を良く聞いていると思います。
漢方は未だ血液検査や画像検査のない時代に発展してきました。
そのため、目で見たり、話を聞いたりすることでお体を把握する事が基本になります。
だから漢方治療を行うならば、必然的にお話を良く聞かなければなりません。
時間をかけてお話を聞かないと、お体の状態を把握する事が出来ないのです。
病院の外来では、一日に50人以上診ることはざらだそうです。
私が修行時代に勤めていた病院でも、一人の先生につき一日80人くらいは普通に診られていました。
どう考えても、話を聞く時間は長くて10分くらい。
もしそれ以上かかってしまうと、とても全員の患者さまに対応する事が出来ないと思います。
仕方がない事とはいえ、治療者にとっても患者さまにとっても、とても厳しい環境だと思います。