これ、漢方家あるあるなのですが、
もともと胃腸の弱い先生には、胃腸の弱い患者さまが集まってきます。
もともと冷え性の傾向のある先生には、冷え症の患者さまが集まってきます。
理由は分かりません。
でも、これ宿命的に、何故かそうなのです。
先生の体質に近しい方が、なぜか患者さまとしてその先生のもとにご来局される。
不思議で仕方ありませんが、何故かそういう現実があります。
あともう一つ。
自分の体調が弱っている時は、なぜか患者さまにも体力を補う優しい薬を出したくなります。
逆に体調が充実している時には、なぜが体に鋭く反応させる強い薬を出したくなります。
私の場合、という話ではありません。
漢方家なら皆一様に、そういう傾向が出てきてしまいます。
客観的に、自分の体調など関係なく、患者さまを見立てよう、治療しようと思っていたとしても、
どうしてもその時の自分の体調に、治療が引っ張られてしまうのです。
これらのことを知る先生方は、
みな自分の体質を良く勉強し、かつ自分の体調を安定させるよう心がけます。
自分を実験台にして漢方薬を飲み、自分の体調変化に常に目を凝らしているのです。
「自分の体を上手に治せない人は、だいたいが下手」
ある先生から教えて頂いた口訣です。(私もまだまだです・・汗)
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