今日のテーマは「買い物」。
上手に買い物をするためにはどうしたらよいのでしょうか。
そんなお話を、独断と偏見とでしゃあしゃあと語ってやろうと思います。
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大切なお金を使うのであれば、出来るだけ「良い」ものを買いたいと思う。
その心理はおそらく誰でも共通していると思うし、
今も昔も変わらない、時代を越えた意見だとも思っています。
ポイントは「良い」ものとは何か、ということ。
自分にとって丁度良いものには確かに「良さ」があるし、
所有者によらずその物自体が持っている「良さ」も確かにあるわけで、
つまり何をもって「良し」とするかはとても難しい問題で、
むしろ買い物の難しさは、そのことに集約されてくるのだと思っています。
「良い」ものとは何か。
それを知るためには情報が必要です。
そういう意味で、現代はパラダイス。
無料でいくらでも情報を得ることが出来るからです。
口コミや評価など、それを購入した人の意見もたくさん見れる。
情報の精度もそこそこ良いでしょう。多分。
ある程度高評価の商品ならば、買って損したということはあまり無い気がします。
確かに素晴らしいシステムなのですが、
でもね、と。少し思ってしまうのです。
その買い物って、「勉強」になるのかな・・・と。
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「良い」ものとは何か。
この問題は、とても難しい。
今も昔も「良さ」とは何かを人々は追及してきたはずなのに、
未だに定まってない。それほど難しい命題です。
であるならば、「良い」ものとは何かを「勉強」することが必要です。
解答はどこかに落ちているものではなく、
あくまで自分で見つけるもの。買い物をしながら勉強するものです。
その商品を扱っている専門家と話し、
疑問を投げかけ、意見を聞いてもらい、
買って使ったあとの感想を伝え、提案を聞き、
より「良い」ものを選択できるようになっていく。
なるほど「良い」ものとはそういうものなんだなと、
そうやって勉強していけるからこそ、買い物が上手になっていくのだと思います。
「おススメです」という文字に嘘がなくても、
その時だけの買い物にたとえ満足したとしても、
それって、買い物が上手になっているのでしょうか。
情報化社会は、買い物を上手にするシステムなのでしょうか。
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コロナウィルスの影響で、景気がどんどん下がっている現在、
本当はどんどん物を買った方が良いという時なのかも知れません。
でもそんな今だからこそ、ちょっと考えてみました。
上手な買い物とは何かについて。
良いものとは何かについて。